滋賀報知新聞の寄稿記事をまとめてご覧いただけます。
約10年前、鹿児島県南九州市にある「知覧特攻平和会館」を訪問した時の事です。特攻隊として、南方の海に散っていった多くの若者の遺書が展示されている陳列棚を前に、娘と思しき方に車椅子を押された白髪のご老人が、頬を伝う大粒の涙と共に、嗚咽をもらしながら、何かを語りかけておられました。あの光景は今でも私の脳裏に焼き付いています
猛暑の年です。全国各地で猛烈な暑さと記録的なゲリラ豪雨に見舞われています。 地球温暖化が、私たちの日常生活において、肌で感じられるほどの現象にまでなってしまったのではないかと思わせるような日々です。 もっとも、夏が暑いのは当たり前であって、冷夏がもたらす負の現象を思えば、季節の一つとしての味わいになるものです。 このよ
今年の10月に策定される「滋賀交通ビジョン」の中に広域交通の課題があります。その中でも北陸新幹線やリニア中央新幹線の整備などは近畿、中部、北陸圏の結節点である滋賀県の発展につながり、県内における人や物の交流機会が拡大するものとして大きな期待がかかっています。 北陸新幹線については平成27年春に長野・金沢間で開業される予
皆様、「地中熱」という言葉をお聞きになったことがございますか?これは文字通り「地中」の「熱」エネルギーを利用するもので、その原理は至ってシンプルです。例えば、冬の外気温が5℃だとした場合、地質条件によって多少異なりますが、本県における概ね地下数十メートルまでの地温は15℃前後で推移し、逆に夏の外気温が30℃だとした場合
自民党や維新の会など道州制を進めようとする政党が昨年の解散総選挙で多くの議席を得て、国会では道州制基本法案提出に向けて活発な動きがあります。 こうした中で今年2月の京都府議会で気になるやり取りがありました。京都府知事が道州制に関連して「滋賀県とは生活区域から働く場所の共有、さらに企業や学校を含めて大変共通点がある。この
長らく「脳卒中」が日本人の主要死因の一位を占めておりましたが、1980年代に入ると、「がん」が一位となり、高齢化社会の進展と共に、今や男性の「二人に一人」、女性の「三人に一人」は「がん」を患う時代となりました。 当然の如く、滋賀県においても、県民の死亡原因の第一位を占め、年間3000人以上の方が「がん」を原因として亡く
かつて、イザヤ・ベンダサンの著書『日本人とユダヤ人』において、日本人にとって水と安全はタダであると述べられていたが、現代の日本において、さすがに水と安全がタダだと思っている人はもういないだろう。私自身も何年か前にペットボトルの水やお茶が出てきたときは、こんなものは飲むまいと思っていたものだが、今ではこうした抵抗感はすっ
安倍政権が女性の活躍のための施策として示した「育児休業3年」や「女性手帳」が大きな議論を呼んでいます。 「3年間抱っこし放題」というフレーズをマスコミも取り上げましたが、育児休業3年は結果として女性を仕事から遠ざけ、女性への育児負担が高まるのではないでしょうか。また、長期の育児休業によって女性の職業キャリヤが断絶され、
地元県議も「県政NOW」 ◇全県 滋賀報知新聞は今月から、これまでの政治コラムをさらに充実し、国、県、東近江地域の「今」を伝えます。 東近江地域二市二町の市長・町長による「自治刻刻」はそのまま継続。今まで同様、地方行政の課題や身近なできごと...