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毎年、日野中学校の生徒に向けて講演をする機会をいただいています。今年は9月下旬に、3年生を前に直接想(おも)いを語らせていただきました。テーマはまちづくりですが、話の大部分は「日野町と我々の先人がいかにすごいか」という内容にしています。 現在に至る伝統行事・自治組織・町並みなど、町の基礎を作ったのは江戸時代の日野商人を
コロナ禍の制限のない、久しぶりの秋が日野町にやってきました。このときを本当に待っていました。本来の秋を迎えることができたことをとても嬉しく感じています。 秋といえば、まず「スポーツの秋」です。各小中学校園の運動会を皮切りに、10月初旬には各地区町民運動会やスポーツイベント、中頃には「スポーツ天国の日」が盛大に開催されま
わがまち竜王町では、去る8月5日(土)に4年ぶりとなる「ふるさと竜王夏まつり」が、雪野山史跡広場妹背の里にて開催されました。 竜王町観光協会と竜王町商工会が中心となり、町をはじめ関係機関や団体で構成される実行委員会を立ち上げていただき、ふるさと竜王への想いや家族・仲間・地域との絆を大切にし、町民総参加となるようさまざま
今年は9月18日が敬老の日でしたが、いつもこの時期に疑問に思うことがあります。現役バリバリで若々しい方が、戸籍上の年齢だけで、その対象者となることにです。正直違和感を感じざるを得ません。 我が国では65歳以上を高齢者としており、74歳までを前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と定義しています。しかしながら、平均寿命が短か
「ボクの髪が肩までのびて君と同じになったら約束どおり町の教会で結婚しようよ♪」70年代吉田拓郎が一世を風靡したフォークソング。私の学生時代に最もヒットした名曲のひとつです。こんな曲を口ずさんでいた私たちの世代も、孫を愛でる年齢になってしまいました。 今、日本人の男性で3割、女性で2割弱が結婚経験がないという危機的な状態
現在放映中のNHK朝の連続テレビ小説『らんまん』の主人公は、日本植物学の父と呼ばれている牧野富太郎博士です。純粋であくなき探究心と天真爛漫な生き方に多くの方が魅了されています。さて、そんな素敵な牧野博士と生前親交があり、「滋賀の牧野富太郎」と呼ばれた方がおられたことを皆さんはご存知でしょうか。 その方は日野町出身の植物
一面に広がる緑の絨毯を背景に、白煙をくゆらせながら薄暮の中をゆっくりと進む大小さまざまな人影。耳を凝らすと「おくろ、おくろ」の声と共に鉦や太鼓の音で囃す様子が…。先月わが町では、このような光景が見られました。農耕にまつわる伝統行事「虫送り」です。 この「虫送り」。本来は、リレーのバトンの如く、隣接する地区同士が川の上か
子どもたちにとって楽しい夏休みが始まりました。今年はコロナ禍の制限もなく、ようやく本来の夏休みとなることをとても嬉しく思います。夏休みには、水辺で遊んだり、キャンプをしたり、旅行に行ったりと様々なイベントの機会が増えるわけですが、その中でも「お盆行事」はとりわけ大事な機会だと思っています。 私の地元集落では、お精霊・お
先日、東近江市はコストコホールセールジャパンと立地連携協定を締結しました。 ここ八日市は、かつて近隣市町から買物・飲食・レジャーなどで訪れる人でにぎわい、まさに商業のまちでありました。ところが、車社会の進展によりその重心が周辺の地域に分散してしまいました。各市町の年間商品販売額が、県内の年間商品販売額に対して相対的にど
5月12日、気象庁が「今年の夏までにエルニーニョ現象が発生する可能性が高い」と速報を発表しました。「エルニーニョ現象」とは、南米の太平洋岸沖合を含む中央太平洋および東中部太平洋の赤道域にかけての海面水温が平年より高くなる現象を指します。 気象庁によると、エルニーニョ現象が発生すると、日本付近では、夏季は太平洋高気圧の張
“地域おこし協力隊”。それは「地方を元気に!」の志を持つ者が地方に移住し、自らのアイデアや能力を活かして「地域協力活動」を行いながらその地方を元気にする国が創出した人材活用制度です。 「ビールで町おこしがしたい」。昨年7月、この制度でわが町の門を叩いた人がいました。そして、7年ぶりに地域おこし協力隊が誕生しました。 彼
5月3日、晴れ渡る晴天のもと、日野祭本祭が4年ぶりに行われました。祭をとり仕切る神調社・神子等の渡御、お神輿3基の繰り出しと各町内より十五基の曳山が揃い、日野の町は祭一色となりました。ご地元の方はもとより町内外からも大変多くの方が訪れ、一様に皆さん4年ぶりの祭を楽しんでおられたように思います。本当に素晴らしいお祭でした
新型コロナ問題もようやく長いトンネルの出口が少し見えてきたようです。3年を超える長い間、感染予防やワクチン接種、経済対策等々市民の皆さまとともに危機的状況を乗り越えてきました。この間の皆さまの御協力に心から感謝申し上げます。 さて、コロナ禍とロシアのウクライナ侵略に端を発する諸物価高騰対策や子育て支援策として様々な施策
令和5年度になりました。日野町議会3月定例会では令和4年度補正予算ならびに令和5年度当初予算についてご承認をいただきました。今回の補正予算・当初予算のポイントは「1 子育て支援」「2 コロナ対策」「3 プロジェクトを育てる」の3点です。 「1 子育て支援」については、国による子ども家庭庁の発足や県予算でもこども施策が重
本町は、日本三大和牛の近江牛発祥の地として知られています。国の事業を活用し畜舎の建設などの施設整備の推進等を行っており、町内の近江牛の頭数は増加しています。また、平野部では、肥沃(ひよく)な土壌で、良質な近江米を生産しています。 さらに本町では、名神高速道路のインターチェンジを核とした交通網の整備により工業や商業の活性
昨年、当町の伝統野菜である日野菜が「近江日野産日野菜」として、栄えある農林水産省の「地理的表示(GI)保護制度」の認証を受けました。地理的表示(GI)保護制度は、地域の伝統を有し、その高い品質等が生産地と結びついている産品等の名称を知的財産として保護する制度です。日本では2015年に導入され現在100を超える産品が登録
現下の重要な社会問題であり政治課題でもある少子化問題、空き家問題には、その根源において同一の問題があると思います。 政府は、少子化問題について「異次元の」対応として子どもに対する給付を大きく拡張し、子育て世代の経済的負担を軽減しようとしていますが、これでは合計特殊出生率が向上するとは思えません。出生以前の問題、つまり、
ご存知のとおり日野町は近江日野商人のふるさとですが、江戸時代には関東を中心に数多くの出店がなされ、現在でも日野商人の流れをくむ企業がたくさんあります。昭和の中頃までは日野から関東に丁稚奉公される方もおられたと聞きます。ただ近年は、時代の変遷とともに関東とのご縁が少しづつ薄くなってきたようです。 そういった中、今一度日野
幼い頃、胸を躍らせながら、地元の神社のお祭りを見ようと吸い寄せられるように境内に向かった記憶があります。手のひらには、お小遣いの小銭をしっかりと握りしめて。 幼心に、祭りの華やかさを五感で感じつつも屋台で買った駄菓子やたこ焼きを歩きながら友と食べるのを楽しみにしていました。そして当時の私は、近所のおじさんなどと背伸びし
日野町は蒲生氏郷公の生誕の地です。近江日野の後に城主となった土地にちなんで、三重県松阪市と福島県会津若松市と共同で、平成14年に「蒲生氏郷公ゆかりネットワーク共同宣言」を発表し、今日まで3市町での交流が続いています。 今年9月には会津若松市の会津まつりに、11月には松阪市の氏郷まつりにそれぞれお招きいただきました。特に