地元出身の平居さんが出版
コンビ二店が自主防犯組織
交通安全施設一式
優秀・佳作8点を決定
■平成19年10月5日(金)第14845号
■平成19年10月5日(金)第14845号
▲おもちゃのやかた「遊遊館」
積み木をモチーフにした外観のおもちゃのやかた「遊遊館」(大津市長等)が、九日で閉館する。利用者が減少しているためで、来年四月からは中心市街地活性化の拠点「まちなか交流館」に生まれかわる。
大津市直営の同館は、海外のおもちゃ五百点や、日本の郷土玩具、懐かしいブリキのおもちゃなどの展示のほか、子どもが自由に遊べる室内遊園地を併設し、子どもの夢を育む施設として親しまれている。
ところが、平成二年十一月のオープン以来、ピーク時に年間八万人あった利用者数が昨年は二万八千人まで落ち込んだことや、近くの浜大津駅前に市営の子育て支援施設ができたことでその役割が終わった。
展示されている玩具のうち、郷土玩具は大津市歴史博物館、海外のおもちゃについては同市文化市民交流課へそれぞれ移される。
なお、約四千万円の改修費用を投じる「まちなか交流館」は、同市が委託する指定管理者が運営する。内容的には商業の担い手や起業者を育成するチャレンジショップ、商業体験スペース、会議室を整備して、商店街の活性化につなげる。
▲出版を喜ぶ平居一郎さん
京都・山科に在住の平居一郎さん(73)は、子供のころ祖父母から聞いた旧湖東町に伝わる昔話をまとめた”お婆の囲炉裏ばなし”第一編「だいじょもん椿」(全三十話、二百三十八ページ)をこのほどサンライズ出版から発刊した。定価千四百七十円(本体千四百円)。
湖東中学校出身の平居さん(旧湖東町中一色生まれ)は、いろり端や風呂に入りながら、子供のころ祖父母から聞いた昔話が懐かしくなり、湖東図書館で調べたが伝承話が残っていないことから、今「残しておかなければ消えてしまう」と、平成十一年から編集に取り掛かったという。
祖父母の話を元に関係する寺や神社を訪ね古文書などを調べ、その土地の長老に話を聞くなどして、できるだけ信ぴょう性が感じられる「小説風に書き下ろした」と、平居さんは語る。
聖徳太子にまつわる「たいも」や「沢の地蔵」「ハナの木」、弘法大師の「おいのし」、明智光秀生存説を今に伝える「六丁地蔵」、大沢村に伝わる「百万遍」、平柳村の「お小夜、源兵衛」(数え歌)、彦根井伊家にまつわる「風損枝の仏」「おかち」、湯屋村に伝わる「だいじょもん椿」など、各集落に今も残る昔話が興味をそそる。
今回の第一編(三十話)に続いて、旧湖東町に関する第二編(三十話)と第三編(三十話)の編集もほとんど終わり、来年には出版したいと話す。さらに、合併したことから東近江市に伝わる昔話をまとめた第四編(三十話)、第五編(三十話)も視野に、執筆活動に意欲を燃やしている。
▲東近江署で開かれた設立総会
東近江署管内のコンビニ店同士が連携を深めた自主防犯組織「東近江・愛知・日野地区コンビニエンスストア安全なまちづくり推進協議会」の設立総会が三日、同署で開かれ活動をスタートした。
八日市、愛知、日野の三署が東近江署に統合される前に同じ目的の「深夜スーパー防犯連絡協議会」が組織されていたが、署統合後は、活動が休止状態になっていた。
その間、刑法犯認知件数が前年対比で四十件増(八月末現在)になるなど治安状況が悪化。今年四月には東近江市伊庭町のコンビニ店で強盗傷害事件が、また、八月には市内のドラッグストアーでは強盗事件が発生するなどの犯罪が相次いで発生したほか、深夜の店舗前に少年がたむろしたり、暴走行為に結びつく状況が散見されるようになったことから、狙われやすいコンビニ店同士がこうした治安情勢に対応するため連携を強化し、各店が犯罪の未然防止策が講じられるよう活動組織を立ち上げた。
設立総会には同署管内の営業店のうち、二十七店舗の責任者が出席。橋爪秀夫署長が「各店舗が情報を共有し、自分たちの安全は自分たちで守っていく目的に沿って活動を進めてもらいたい」とあいさつしたあと、総会に移り、会長に若林淳一氏(ファミリーマート、イセヤ永源寺店)をはじめ役員八人を選出。議事では規約の承認と滋賀県セーフティステーションネットワークへの加入、地域安全ニースなどネットワークボードの作成、強盗対策訓練の実施などを盛り込んだ事業計画を決めた。
同協議会では、自主防犯活動の他、一部の店舗で受け入れている「子ども110番の店」の拡大など、地域の安全の向上にも協力していくことにしている。
▲中村市長へ目録を手渡す河村社長(左)―東近江市役所貴賓室で―
東近江市宮川町に工場を構えた河村化工株式会社(本社=大阪府茨木市)の河村秀一社長が、東近江市役所をこのほど訪れ、中村功一市長に交通安全施設一式の目録を手渡した。
河村化工は、ダイハツ工業主要取引先の一つとして自動車内装部品(樹脂製品)製造に携わる優良企業で、今年二月末から約五カ月かけて蒲生北小学校裏手の土地に新工場(建築面積約八千四百平方メートル)を建てた。
新工場の入口と蒲生北小学校児童の通学路とが接していることから、同社は子どもたちの安全を第一に考え、本格操業に併せて社会貢献の一環として寄贈したもの。
寄贈された施設内容は、カラー塗装されたスクールゾーンといった路面表示や歩行者に反応して注意喚起するパトライト二基設置など。また、同社入口に設けられている会社名表示看板の裏面に「学童横断 一時停止」と記されており、出入りする関係者へも交通安全を促すとともに、社員に対する交通安全教育も徹底して実施しているという。
積極的な交通安全対策に、中村市長は「子どもたちの通学の安全安心に一役担っていただき、大変感謝しております。通学路の安全確保に役立てていきます」と感謝の気持ちを伝え、同席した小川脩哲教育長も「子どもたちに交通安全を徹底していきたい」と語った。
◆東近江・近江八幡市◆
近江八幡市は二十八日、市民から募集していた「歳入確保のための市民提案」の結果を発表した。大賞は残念ながら該当なし、優秀賞が三人、佳作が五人だった。
厳しい市の財源を少しでも補おうと、市民から新たな財源確保のためのアイデアを四月二十三日から五月三十一日までの期間で募集していた。
市内在住または在勤者三十二人から五十二点の提案が寄せられ、有識者や庁内関係者らによる審査を経て、冨士谷英正市長が決定した。
賞金十万円の大賞(一点)に該当する提案はなかったが、優秀賞(賞金五万円)は、「近隣市町に総合医療センター運営費の一部を負担してもらう」を提案した堀上町の野澤正さんのほか、「ごみ袋有料化~市指定ごみ袋にスポンサーを入れる~」、「水郷保全協力金(仮称)の導入」を提案したいずれも住所・氏名非公開の二人の、三人に贈られた。
佳作(同一万円)には、岩倉秀吉さん(千僧供町)、園田敬太郎さん(馬淵町)、千賀伸一さん(桜宮町)、古澤晶子さん(船町)、野澤正さん(堀上町 優秀賞と同時受賞)の五人が選ばれた。
市では、今回選定された提案の事業化を、担当部署で検討することにしている。






