専門医の確保・育成を強化
【東近江】 東近江市はこのほど、医療法人社団昴会との間で、小児の発達支援における医療体制強化に関する協定を締結した。
同市では2015年から25年度までの11年間にわたり、滋賀医科大学と連携して子どもの発達障害の専門医の確保と育成に取り組んできた。あわせて医療相談や関係者向けの研修会を開催するなど、独自に発達支援障害の充実を図っている。
背景には、発達障害の子どもへの支援の必要性が高まる一方で、発達障害の診断など専門的な診療ができる医師や医療機関が不足し、初診までに数カ月を要するといった問題があった。これに対し、発達支援センターの心理士による聞き取りから、必要に応じてスムーズに専門医につなぐ仕組みを構築し、初診までの待機時間短縮など環境整備を進めてきた。
今年度からは同市内での病院運営や市立病院の指定管理を受ける昴会と協定を組み、これまでの活動を継続しつつ体制をさらに強化していく。
協定には、小児の発達障害を専門とする小児科医の確保と育成のほか、市内2カ所の医療機関で小児の発達障害専門外来の設置、年間60人の初診枠確保などが盛り込まれた。
締結式で小椋正清東近江市長は「全国的にも先進的な発達障害支援をしており、今後も継続させるとともにさらに充実させたい」と述べ、昴会の相馬俊臣理事長は「地域病院の小児科を充実させるのは必要不可欠。地域に還元できれば」と話した。







