日頃から連帯感 防災訓練、物資提供など
【東近江】 東近江市愛東地区の上山町自治会(60世帯)と認知症高齢者グループホーム「檀那木(だんなぼく)」はこのほど、災害時に備えて相互支援協定を締結した。
自治会と福祉施設が独自で災害時協定を締結するのは県内では先進的な取り組みであり、自治会関係者は「普段から災害を想定し、取り決めすることが、有事にスムーズな行動に移ることにつながる」と話している。
災害時の公助(行政による支援)は本格的に届くまで最低3日間、状況によっては1週間かかるとされる。協定では、日常から情報交換や防災訓練で相互連携に努めることや、災害時の応急対策や復旧対策について定めた。
同施設は社会福祉法人美輪湖の家が2004年から運営する高齢者施設で、地元自治会の一員として、河川清掃や防災避難訓練に参加。自治会も、同施設利用者や職員を地域のイベントや親睦行事に招き、相互に緊密に連携する関係を構築してきた。
このような経緯から、日常から顔の見える助け合いの関係性を保ちつつ、災害発生時などの非常時で公助が届きにくい状況下で共助の関係性を維持するため書面による協定を締結した。
平時の連携は情報交換や防災訓練で、災害時は、▽食料、飲料水、生活必需品などの救助・救援用物資の提供、▽救助及び救援活動に必要な車両、資器材などの提供、▽救援及び災害復旧に必要な人員の派遣など。
また、被害が甚大と判断し、かつ相手方と連絡が取れない場合は自主的に支援活動を実施するとしている。
社会福祉法人美輪湖の家・認知症高齢者グループホーム「檀那木」管理者の小川司郎氏「これまでご縁をつないでいただいていた上山町自治会さんに感謝しつつ、地域に根差した施設運営を目指し一層の努力をしていきたい」。
上山町自治会の角田豊司氏「檀那木のみなさんと自治会とが今回の協定をきっかけにさらにより良い関係が続くように願っている」。
上山町民生児童委員の藤澤恵子氏「地域活動や日常の高齢者に関する身近な相談事などを通じて、お互いが良好な関係で上手くいくことを望んでいる」。







