「早期発見と刺激ある日常を」館内にいきいきコーナーも開設
【東近江】 東近江市内の各図書館では、食や運動、体験などを通して市民の健康生活に役立てる講座が定期的に開かれている。このほど「図書館でいきいき脳活!」と題して、認知症予防の知識を深める講座が能登川図書館で開かれ、約40人の市民が参加した。貸し出し用の関連本なども紹介され、参加者らは生涯の健康づくりに役立てた。
能登川図書館では、人の一生を支える図書館を目指して、今年の春から「いきいきコーナー」を一角に開設した。コーナーでは、「誰もが実感できる読書の喜び」「心も体も健やかに」「好奇心の翼を広げて」「人生の主人公は私」の4つをテーマに、健康・医療に関する本や、新しく興味をそそる本、趣味に役立つ本などを分かりやすく紹介するほか、読書しやすい環境設備を整えるなどして市民の利用促進につなげている。
その関連企画として、地域包括支援センターや社会福祉協議会の職員を講師に迎え、認知症予防にスポットを当てた講座を開催。講座では、65歳以上の高齢者の3人に1人が認知障害にあること、また、もの忘れの自覚の有無や、日常生活に支障が出ているか否かなど、もの忘れと認知症の違いが伝えられた。
職員は「対策は早期発見と早期受診、早期治療が大事」とアドバイスし、治療にも薬物療法のほか、コミュニケーションや運動療法などがあることを紹介。
予防のポイントして、青魚や緑黄色野菜などを取り入れた食習慣、適度な運動、人と会うこと、新しいことへの挑戦などが挙げられ、「何をしたらよいかではなく、どう刺激ある日常を送るかが重要」と伝えた。また、認知症の人には「さりげない自然な対応が一番の支援」とし、驚かさない、急がせない、自尊心を傷つけない、と紹介した。
認知症予防に期待がある体操で体をほぐした後は、同館職員の紙芝居に合わせて童謡を歌うなど視覚や聴覚から身体を刺激し、楽しく脳活に励んだ。
同館職員は「いきいきと楽しい生き方、健康づくりに図書館を有効活用してほしい」と話す。








