三日月知事が参加し現状確認 森林荒廃による濁りの長期化
【東近江】 愛知川清流会(愛知川の清流を守る会)による清掃活動が先月31日、永源寺地区の上流域で実施された。今年は三日月大造知事も参加し、現状を確認するとともに、会員や県市職員、国会議員、地方議員らの約70人とともに汗を流した。
同会は、愛知川の清流を次世代に残そうと、漁業環境の保全・管理のほか、釣りや自然体験などの事業を実施。さらに2013年からは、毎年8月末を「清流の日」と名づけて、草木伐採や不法投棄のゴミ回収などの清掃活動に取り組んでいる。
今回、三日月知事が出席したのは、今年2月に同会と愛知川の現状について意見交換を行ったのがきっかけ。アユやビワマスをはじめとする生きものを育んでいる愛知川だが、近年は源流域の森林が荒廃したため、降雨時に土砂が永源寺ダムに流入しており、これが原因となって河川の濁りが長期化している。
同会の川戸英司代表は、はじめのあいさつで「清掃活動を始めた2013年に2・7トンあったゴミは、今では減少した。これは地元住民や清流会会員の日頃の思いのお陰。今後も清流復活にめざして活動を継続したい」と話した。
続いて小椋正清市長は、「東近江市から県への政策提案で愛知川の清流を取り戻す流域政策をお願いした。放置されてきた森林を資源としてみる取り組みをお願いしたい」とした。
続いて三日月知事は、現状及び今後の取り組みとして、▽今年度から始めた堆積土砂の下流河川への置土の実証事業、▽ダム上流の土砂を下流へ還元する排砂バイパス整備計画(農水省)、▽源流域の森林回復―などを挙げ、「国の支援を頂きながら進めたい。その一歩としてきょうは寄せていただいた」と述べた。
このほか、上野賢一郎衆議院議員(東近江市などの滋賀2区選出)、小寺裕雄衆議院議員(比例近畿)、宮本和宏参議院議員(滋賀選挙区)も、国との連携強化に努めたいとした。
このあと、参加者は記念撮影した後、いくつかのグループに分かれて、ダム上流部から御河辺橋までの河川敷で清掃活動を行った。







