国スポ控え資料館やトイレも改修 キャンプ場もオープン予定
【東近江】 湖辺の豊かな自然景観が楽しめる能登川水車とカヌーランド(東近江市伊庭町)の整備工事がこのほど完了し、竣工式が先月28日に行われた。シンボルとなる直径12メートルの大水車が3代目として新たに回り始め、完成を祝うとともに今後の施設活用に期待が寄せられた。
同施設は1992年4月、国の「ふるさと創生事業」を活用し、水や歴史に親しむ施設として旧能登川町時代に開園した。かつては製粉や精米に水車が使われた地域の歴史文化を象徴し、ランドマークとして大水車が設置された。
開園から30年が経ち、各種設備の老朽化が進んだために大水車も2020年5月から稼働が停止。再稼働を望む声と、この9月に開幕する国民スポーツ大会のカヌースプリント競技が同施設で開かれるのを契機に施設整備が決まり、大水車をはじめ、休憩スペースやカフェを併設した水車資料館、屋外トイレ、上水道などの改修工事が進められた。
今回の大水車は1992年の初代、2004年の2代目に続く3代目で、形状は先代らを引き継いでいる。ヒノキ材で組み立てた直径約12メートルの関西最大級。伊庭内湖からポンプでくみ上げた水で24時間回る。総工事費は1億8065万円で、昨年8月から今年の8月まで工事が進められた。
抜けるような青空が広がったこの日の竣工式には、小椋正清東近江市長はじめ、地元議員や工事関係者ら約50人が出席した。
関係者に感謝の言葉を並べた小椋市長はあいさつで、能登川地区の水車の歴史を振り返り、「この完成を機にカヌーのメッカ、マリンスポーツのメッカとして施設の役割を果たし、市民、全国から愛される施設を維持存続していきたい」と述べた。
テープカットの後、カウントダウンとともに大水車が動きだし、会場から歓声と拍手が湧いた。施設は今後、キャンプ場としての利用も検討されている。










