完成後3年から不具合 近江八幡市が賠償金求める
【近江八幡】近江八幡市は8日、同市武佐町にある学校給食センター建物が完成後、3年経過した平成28年ごろから給湯配管の水漏れや排水管の詰まり、蒸気配管からの蒸気漏れ等の不具合が発生したことを受け、整備工事を請け負った共同企業体の大木建設(株)、(株)NTTファシリティーズ、(株)アイホーの3社に対して8千万円(現在までの市の修繕費の半額)の損害賠償と年5分(平成25年7月24日から支払済に至るまで)の金員および訴訟費用の支払いを求める民事訴訟を大阪地方裁判所に7日付で起こしたと発表した。
市は、施設の欠陥および不具合発覚後、学校給食に影響が出ないように補修工事と対策を講じてきたが、施設完成後から短年でこのような劣化が進むことは考えにくいことから瑕疵担保期限(10年)が切れる直前の2023年7月、工事を請け負った共同企業体3社に対し修繕費等、応分の負担を求める民事調停を簡易裁判所に申し立てた。
申し立てから約2年の間に計10回の調停が行われ、3社のうち1社が和解を提示したものの損害額に遠く及ぶものではなく、2社については解決に向けた回答すらないことから6月定例市議会に訴訟提起議案を提出し、可決を受けて訴訟準備を進めてきた。
市は「税金を投入して建設し、また、公立校園の子どもたちの給食を提供する重要な施設であることを鑑みるとこのまま放置することはできず、訴訟に移行した」としている。
また、建設工事中、施工内容が適正であるかの市の管理責任が果たせていなかったのではないかについては「学校給食センターは、公共建物の中でも特殊な工事であるため専門知識を有する職員がおらず、工事内容を適時確認することは難しかった」と話した。








