令和6年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査滋賀県の結果
【全県】 全国的な子どもの体力の状況を把握・分析し、体力の向上に係る施策の成果と課題を検証、改善を図ることなどを目的に文部科学省スポーツ庁が毎年実施している「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」について、このほど県教育委員会は滋賀県内の今年度調査結果を取りまとめ発表した。それによると、体力合計平均点で小5女子が記録が残る2008年度以降初めて全国で最下位となったほか、小5男子が41位、中2男子が28位、中2女子が38位となった。
「体育が楽しい」児童生徒数は増加
スクリーンタイムも小中で増加傾向
同調査は、公立小学5年、中学2年、特別支援学校小学部第5学年、同中学部第2学年の男女を対象に昨年4月から7月にかけて実施された。県内からは公立小学校226校、公立中学校101校が調査に参加。各児童生徒らは握力・上体起こし・長座体前屈・反復横跳び・持久走か20メートルシャトルラン・50メートル走、立ち幅とび・ソフトボール投げかハンドボール投げの実技8種目と運動習慣などに関するアンケート調査に臨んだ。
同調査結果によると、県内の体力合計点の状況は昨年度に比べて、中学校の男女は上昇したが、小学校の男女は低下した。また、中学校男子は今年度も全国平均を上回った。
種目別実技の昨年度の結果と比較した状況は、小学校男子は上体起こし、反復横跳び、ソフトボール投げが上昇、小学校女子は上体起こしと反復横跳びが上昇した。中学校男子は反復横跳び、20メートルシャトルラン、ハンドボール投げが上昇、中学校女子は反復横跳び、50メートル走、立ち幅跳びが上昇した。
アンケート調査では、1週間の総運動時間は、昨年度に比べて、小・中学校の男子は増加したが、女子はいずれも減少した。さらに、学習時間以外にテレビやパソコン、スマートフォンなどを見る「スクリーンタイム」が1日4時間以上の割合は、小中学校ともにやや増加したことも分かった。
また、「運動やスポーツが好き」と答えた児童生徒の割合は、昨年度と比べて中学校男子は減少したが、小学校の女子は横ばい、小学校の男子と中学校の女子は増加した。「体育が楽しい」と答えた児童生徒の割合は、小・中学校ともに増加した。
県教委では、「体育が好きと答えた児童生徒が増加したのは一定評価したい」とした上で、「児童生徒自身が『わかった』『できた』を実感することで、体育の楽しさに触れることができるよう、個に応じた授業改善に取り組む」とし、「幼少期からの体力向上の土台を築き、積極的な運動意欲を育むとともに、運動の習慣化に向けた発信にも注力していく」としている。







