国政刻刻 麻しんの感染拡大に注意
麻(ま)しん、いわゆる「はしか」の感染が拡大傾向にあります。麻しんは、感染後10~12日間の潜伏期間を経て発症し、発熱、上気道炎症状などが現れ、発症の2~4日後に発疹が生じます。感染力は非常に強く、空気感染でも感染します。先進国でも1000 人に1人が死亡すると言われる注意が必要な感染症です。
2025年は、世界的に感染者数が増加し、インドネシアなどでは1万人を超える感染報告がありました。我が国では、2010年以降、土着株での発生は認められておらず、近年の麻しん発生は海外から持ち込まれたものと考えられます。実際に、我が国は2015年にWHO(世界保健機関)により麻しんの排除認定を受けています。
しかしながら、本年1月からの国内の発生報告数は、3月22日まで152例であり、2020年以降最多となっています。原因は、海外との交流活発化やコロナ禍以降のワクチン接種率の低下などが考えられます。
厚生労働省では、自治体等に対して、2月に医療機関や海外渡航者への注意喚起等を依頼し、3月末には、予防接種のより積極的な推進等を周知しました。引き続き、関係各所と緊密に連携し、感染拡大の防止に向けた対策を進めてまいります。
最も有効な予防法は、ワクチンの接種です。ワクチンを接種することで、95%程度の人が麻しんウイルスに対する免疫を獲得することができ、2回の接種を受けることでより強い免疫にすることができます。麻しんは、予防接種法の定期接種対象となっており、1歳時と小学校に上がる前の2回接種することになっています。接種率の目標は95%ですが、実際は全国的には90%を少し上回る水準です。県内湖東地域では概ね目標は達成されております。
国民の皆さまにおかれては、
〇お子様が定期接種の対象である年齢の場合や、ご自身のワクチン接種歴がわからない場合には、接種をご検討ください。
〇麻しんを疑う症状がある場合は、医療機関に伝えてその指示に従ってください。受診する際は、公共交通機関の利用を可能な限り避けてください。







