「しがの学びと居場所の保障プラン」改訂に向けて
【県】 県は不登校の状態にある子どもの支援に向けて今年3月に策定した「しがの学びと居場所の保障プラン」について、今年度中の改訂を目指した検討を進めている。このほど、県庁で三日月大造知事、岸本織江副知事、福永忠克教育長、県と教育委員会らで構成する今年度第2回滋賀県総合教育会議が開かれ、改訂の方向性などについて確認した。
不登校の状態にある子どもの支援具体化へ
プランの基本理念を整理し「子どもを真ん中」に
同プランでは「子どもたちの状態に応じて必要な支援を切れ目なく確保できるよう、不登校の子どもたちへの分野横断的・包括的な支援策を令和6年度以降順次具体化し、検証を重ねつつ発展させていく」としており、県は「今年度の取り組み状況も踏まえ、今後の支援の方向性等を示すため、必要な改訂を行う」としている。
今回、同会議で示された改訂の方向性の概要は次の通り。
(1)プランの基本理念的事項を整理し、▽不登校の状態にある子どもの支援の基本的な考え方「子どもを真ん中において、多様な状態にある子どもにあった学びの機会と居場所および必要な支援の充実」▽目指す姿「不登校の状態にある子どもについて、支援につながっていない子供をゼロにする」▽不登校の状態にある子どもの支援の推進における県の役割は、県域における子どもの育ちと学びの環境整備と市町域では難しい広域的な取り組み▽プランの推進体制「しがの学びの保障・居場所の確保推進協議会」における検証等――の4点について新たに記載する。
(2)不登校の状態にある子どもへの支援策の具体化に係る記載として、▽子どもの状態の区分(登校できる・できない/外出できる・できない)に「未然防止」の区分を追加するとともに、(1)本人や保護者への相談・支援体制の充実(2)安心して学べる学校づくり、多様な学びの場・居場所等と学校の連携強化(3)校内の教育支援体制の強化(4)チーム学校による支援体制の強化(5)ICTを活用した学習等の支援(6)教育支援センターの機能強化(7)多様な学びの場・居場所の確保(8)アウトリーチ等の強化(9)学びの多様化学校等の検討――の9つの支援の方向性を学校内外の視点で再整理する▽9つの支援の方向性ごとに今後の取り組みを記載する。
同会議では、担当部局からの説明の後、ゲストとして招かれた社会福祉士で県教委スクールソーシャルワークスーパーバイザーの上村文子氏が「不登校の状態にある子どもの学びと居場所の保障について」、草津市教委児童生徒支援課の好士崎壯課長が「草津市における不登校児童生徒への支援と課題」について述べ、出席者らで意見を交換した。
同会議のまとめとして三日月知事は「適時適切、的確なアセスメントなどが可能となる人的な体制づくり、政策づくりは必要なことだ。しっかりやっていきたい」と述べた。







