16日まで専門相談員が応じる
【県】 県では1日からSNSのLINE(ライン)を活用した「滋賀県こどもと親の悩み相談実証事業」を試行的に実施している。
県によると、様々な悩みを抱える子どもや保護者に対する相談体制については、これまで電話や対面による相談を中心に実施してきたが、全国に新型コロナウイルスが拡大した影響で学校の休業や長期の外出自粛などにより子どもの見守り機会が減り、虐待のおそれが懸念されるといった報道もあることを考慮し、問題の深刻化を未然に防止する観点から、多様な選択肢の一つとして同事業を始めた。
県では、LINEが若年層のコミュニケーション手段として広く普及していることから、電話や対面では思うように話せなかったり、相談内容を周りに聞こえないように相談したい人など、潜在的な相談者に応えられる可能性に着目した。また、相談窓口として活用した場合の効果や課題の検証も兼ねている。
具体的には、LINEのトークアプリで子どもたちが抱える不登校・いじめといった学校や友達に関する悩みや保護者の子育てに関する相談を臨床心理士や社会福祉士などの資格を持つSNS相談の専門相談員が聞き、アドバイスや必要な場合は児童相談所などの専門機関への紹介も行う。
実施期間は16日までで、午前9時から午後9時の時間帯に利用可能。対象は県内在住の子どもと保護者で、公立の小中高校生には連絡先を記した案内を各学校を通じて配布した他、各市町の福祉部局にチラシを置き、全戸配布の県の広報誌「滋賀プラスワン」にも利用方法などを掲載して周知を図る。
定例記者会見で取り組みを紹介した三日月大造知事は「この実証事業が様々なことに悩む子どもたちや保護者の皆さんに心を寄せ、解決の一助となり、ひいては児童虐待の未然防止につながれば」と述べている。







