2社が女性管理職割合3割超達成
【県】 県はこのほど、2015年から実施している「滋賀県女性活躍推進企業認証制度」において、「たねや」(近江八幡市宮内町)と「一般財団法人近畿健康管理センター」(大津市木下町)が県内で初の「三つ星企業」として認定されたことを発表した。
県では、県内企業の女性活躍への取り組み状況に応じ、32項目の基準を用いて一つ星から三つ星の三段階で県が認証し、取り組み状況の見える化を行うことで、女性活躍の促進を図ることを目的に同制度を実施している。
三つ星企業への認証は基準26項目以上を達成し、管理職に占める女性の比率が30%以上であることが条件となる。特に、女性管理職割合は、県内平均の14・7%よりハードルが高く、これまで対象企業が出なかったことが積年の課題となっていた。
今回、認証された2企業のうち「たねや」は、企業内保育園「おにぎり保育園」に早くから取り組み、産休・育休の従業員を対象にした「ママサロン」の開催により、復職相談や会社とのつながりを絶たない取り組みで職場復帰を支援している。さらに、従業員の家族で行う行事やイベントの開催、社内報の実施など、風通しの良い職場づくりを実践し、女性管理職比率49%を達成、19年には「女性が輝く先進企業」として内閣府特命担当大臣(男女共同参画)表彰を受賞している。
「近畿健康管理センター」は、女性管理職の登用を進めており、「エリア限定管理職」や「短時間勤務管理職」などの各種制度を導入している。また、自社で「KKC女性活力活性化研究会」を発足し、女性陣の意識改革を進めるほか、男性管理職や他社との交流により、風通しの良い職場づくりを進め、女性管理職比率30・3%となった。こちらも17年に同表彰を受賞している。
県では、同制度の認証式を県公館で実施し、三日月大造知事から認証書と楯などが両企業の代表者らに手渡された。認証書を受け取った「たねや」の小玉恵社会部長は「この認証をはげみに、今後も女性に限らず多様な人が働きやすい職場につながるよう頑張っていく」とし、同センターの寺田美弥子副理事長は「認証をゴールとしてではなく、従業員のこれからの誇りとして取り組んでいきたい」と語った。
同制度では、現在、認証企業245社のうち、三つ星企業2社、二つ星企業97社、一つ星企業146社となっている。







