新型コロナ関連で急増
【県】 県はこのほど、新型コロナウイルスが猛威を振るった時期(1月25日~5月25日)に「知事への手紙」へ6千件以上の意見が寄せられていたことを発表した。
県では、県民が生活の中で感じている課題について、県政の運営に生かす取り組みの一環として「知事への手紙」を設け、ホームページやメール、SNSなどで意見を募集している。
このほど、同ウイルス感染症第1波の時期を振り返る材料として「知事への手紙」に寄せられた意見を取りまとめ、感染の拡大から収束に向かう各段階でどのような意見が寄せられ、その声をどのように県政運営の参考としたかについて分析した。
県のまとめによると、同期間中に「知事への手紙」へ寄せられたのは、しがネット受付サービスに4232件、県民の声あてのメールに343件、県のLINEに1761件、手紙・はがき・広報誌掲載の専用様式に47件、FAXに19件となり、全体で6402件となった。また、そのうち、新型コロナに関する内容は6189件で、全体の96・7%を占めた。
定例記者会見でまとめを紹介した三日月大造知事は「例年、『知事への手紙』には年間で約1000件の意見が寄せられるが、今年はこの4か月余の期間でその6倍が寄せられた」と述べ、さらに、10代の若者からも多く意見が寄せられたことに触れ「若者たち自身が声をあげることの重要性を自覚するきっかけになったのでは」と語った。
県では届いた意見を大きく5期に分け、琵琶湖環境科学センターでどの時期にどの単語が多く、一人の意見の中にどのような単語が関連付けられて発信されているかを分析した。その結果、第1期(1月25日~2月29日)は感染拡大への懸念や海外、クルーズ船などの話題、医療機関の対策要望などが散見され、第2期(3月1日~4月6日)と第3期(4月7日~4月23日)には休校の延長や再開の是非、電車通学への不安など学校関連の話題が大きく占めるようになった。また、第3期には“他府県”や“車”といった単語も散在するようになり、続く第4期(4月24日~5月11日)には“駐車場”や“釣り”と言った単語が関連して見られ、第5期(5月12日~5月25日)には、オンライン授業などの要望やクラブ活動の自粛など、学校再開に向けた不安が多く集まっている。
三日月知事は「学校の再休業や駐車場封鎖措置などは県民からの意見を反映させた」とし、「今後も気づいた点があれば『知事への手紙』で声を聞かせてほしい」と呼びかけている。







