「忍者」日本遺産に!
◇甲賀
訪日外国人客が増えるなか、究極のクールジャパン「ニンジャ」が日本遺産に認定された。2017年度の文化庁の審査で認定されたもので、今回で3回目の挑戦だった。タイトルは「忍びの里 伊賀・甲賀―リアル忍者を求めて―」。これを受けて、関係自治体の三日月大造知事、岩永裕貴甲賀市長、岡本栄伊賀市長が忍者衣装に身を包み、喜びと抱負を語った。
日本遺産は、文化財そのものが認定の対象となるのでなく、地域の文化財や伝承をつないでストーリー化し、観光資源として活用するもの。
「忍びの里 伊賀・甲賀」は、世界で人気の高い忍者について、発祥の地である甲賀・伊賀に残る寺社仏閣や城跡、文化を訪ねてもらうことで、リアルな忍者像に触れてもらうもの。
申請は今回で三回目のチャレンジ。甲賀市教委の担当者は「文化財だけでなく、忍びの里はどんな地域か、その魅力を掘り起こしたのが認められた」としている。
会見で三日月知事は「すでに認められている日本遺産『琵琶湖とその水辺景観』と上流の甲賀、つながりのある伊賀が加わり、観光の厚みができた」と歓迎。岩永甲賀市長は「観光資源をもちながら殻を破れなかったが、今後は起業、ビジネスの可能性も高まる」、岡本伊賀市長は「隣り合う伊賀、甲賀は物語の世界ではケンカをしているが、本当は親戚つながりもあって仲がよい。連携する第一歩になる」と抱負を語った。鈴木英敬・三重県知事も「忍ぶことなく、本物の忍の里を声高に世界へ伝えたい」とのコメントを寄せた。
甲賀・伊賀の両市は今後、「甲伊一国忍者同盟」を組織し、国内外へのPR活動、パンフレット作成、イベント開催を実施する。
なお、信楽焼も「日本六古窯(ろっこよう)」の1つとして、日本遺産に認定された。







