戦時下の子どもにスポット
◇栗東
「平和のいしずえ2016~戦時下の子どもたち」が十三日から、栗東歴史民俗博物館(栗東市)で開かれる。会期は九月二十五日まで。
同展は、近代以降の戦争の歴史と戦時下の生活を紹介することで、地域の視点から平和について考えようとするもの。今回は、「戦争と子どもたち」をテーマに、市内小学校などの調査協力を得て、太平洋戦争下の地域の人びとの暮らしを当時の子どもたちの目線から考える。
展示構成と出品資料は、<1>「太平洋戦争と地域」(寄せ書き日章旗、千人針、代用品など)<2>「戦時下の子どもたち」(子供用雑誌・書籍、かるた、防空頭巾、疎開児童の絵など)<3>戦後の地域と子どもたち(戦後の教科書、玩具など)―となっている。
スポット展示は、市内に残る松根油(しょうこんゆ)採取痕跡、山作業の道具、掘り出された松根など。
松根油は、戦争末期、航空機の燃料の代用品として、全国の山林で掘り起こした松の根や、傷つけた樹皮から採取したもの。市内では、金勝地域の子どもたちが採取に従事した。量産体制に入ろうとした矢先に終戦を迎え、実戦で使用されることはなかったという。展示解説会は二十八日午後二時から開かれる。
問い合わせは同館(077-554-2733)へ。







