東京オリンピック・パラリンピックに向けて
◇大津
既存の美術や文化潮流とは無縁の文脈で制作され、加工されていない生(き)の芸術とされる「アール・ブリュット」の今後を展望する、アール・ブリュットネットワークフォーラム2016が二月七日、演出家で劇作家の平田オリザ氏(東京藝術大学特任教授)らを招き、大津プリンスホテル・コンベンションホールで開催される。
主催のアール・ブリュットネットワーク(県などで構成)は、作品の制作を支援し、見出し、その魅力を発信していく一連のプロセスに携わる美術、福祉、医療、研究機関、行政などの各分野の関係者間の交流を促進し、各活動の課題解決につなげるとともに、アール・ブリュットに関する情報発信などを行うことで環境全体の底上げを図る組織である。
内容は、西川賢司氏(社会福祉法人グロー)の報告「フランス・ナント市における交流事業」(午前十時)、平田オリザ氏の講演「少数者が、世界の見方を革新する」(午前十時半)、シンポジウム「2020年東京オリパラに向けたアール・ブリュットの取り組みについて」(午前十一時五十分)など。
シンポジウムは伊熊泰子氏(新潮社編集者)が進行し、佐伯浩冶氏(文化庁文化部長)、桃原慎一郎氏(東京都生活文化局次長)、冨永重紀氏(県総合政策部理事文化・スポーツ担当)が意見交換する。 無料。定員百五十人。参加申込み不要。問い合わせは県文化振興課(TEL077―528―3344)へ。
なお、ホテル内では、国内外のアール・ブリュット作品約二百五十点を紹介する「images展」(アール・ブリュット魅力発信事業実行委員会事務局主催)が二月五日から同七日まで、同時開催される。観覧料五百円。
会期中の二月五日午後六時半からは、俳優で歌手の梅沢富美男・池田明子夫妻とアール・ブリュットを観覧するツアーが開かれる。ナビゲーターは、アートディレクターのはたよしこさん。参加希望者は当日午後六時から展覧会受付で整理券を配布する。
問い合わせは事務局の社会福祉法人グロー(TEL0748―46―8100)へ。







