文化・経済フォーラム滋賀が2月11日に大津プリンスで表彰式
◇大津
文化・経済フォーラム滋賀は二月十一日、大津市の大津プリンスホテルで「文化で滋賀を元気に!賞」の表彰式と山極壽一(やまぎわ・じゅいち)・京都大学総長の基調講演「アートとコミュニケーション―その由来と未来―」を開催する。
同フォーラム滋賀は「文化で滋賀を元気に!」を合い言葉に産・官・学・民の各分野の人たちが一体となって発足した会員制の団体。
平成二十三年二月に発足して以来、文化で滋賀を明るくし、活力ある地域社会の実現に貢献している団体や個人に対し、「文化で滋賀を元気に!賞」を設けて表彰している。
今年度も大賞の「石坂線21駅の顔づくりグループ 電車と青春21文字プロジェクト」(大津市)など六団体が受賞し、表彰される。
またフォーラム滋賀の総会では、ゴリラの行動や生態を研究し、人類を知る手がかりを霊長類に求め続ける山極氏が、アートとフェイス・トゥ・フェイスのコミュニケーションが果たす役割について基調講演する。参加希望者は同月七日までに、FAX(077―522―9647)か、メール(bi-snet@shiga-bunshin.or.jp)で申し込む。問い合わせは、同事務局(TEL077―522―8369)へ。
なお受賞団体は次の通り。
▽大賞「石坂線21駅の顔づくりグループ 電車と青春21文字プロジェクト」(大津市、福井美知子代表)=大津市を走る京阪電車石山坂本線。琵琶湖湖畔の全長十四・一キロを走る“石坂線”にちなみ、毎年テーマを変え、全国から「電車と青春にまつわるメッセージ」を公募するイベントを行っている。
最終審査員には歌人の俵万智氏を迎え、優秀作品は石坂線の車両ボディに掲載。二十五年NHKドラマの題材にも取り上げられ、今年で十回目の開催となる。
「石坂線21駅の顔づくりグループ」は、市民の生活に密着した公共交通がもつ力を活用し、文化の発信や地域・世代間の交流を図り、沿線の活性化、まちづくりの関心を呼び起こす取り組みをしており、当イベントも地道な活動を続け、点から線へ、線から面へと広がり、多くの支援者によって全国へ発信できる事業として成長したことが評価された。
▽文化賞「八美会(はちびかい)」(近江八幡市、鶴房健蔵代表)=絵の好きな同好の士が近江八幡を中心に全国各地から集い、“みつける、つくる、よろこびをもつ”をモットーに、月二回の例会などの活動を続けている。昭和四十五(一九七〇)年にグループを結成して四十五年。グループ展は今年で百回目を迎える。
富士宮市や韓国密陽市との交流展や水郷を描く絵画コンクールを実施、近江八幡市立総合医療センターでの作品展示など、長年、地域の美術文化の振興を支え続けた。
▽同賞「長濱ゆう歌舞伎座」(長浜市、渡辺利博代表)=平成九年から「素人が本格的な歌舞伎に挑戦しよう」を合言葉に、役者やスタッフを一般募集し、子どもから大人まで、男女の別なく、年一回の手づくり公演を実施し、地域の活性化やコミュニティーの再生につなげてきた。
商店街や長浜曳山(ひきやま)まつりに関わる「三役修行塾」の協力のもと、長年、地域の文化や伝統に学び、地域をつなげる場としての市民参加による取り組みが評価された。
▽同賞「大津おやこ劇場」(大津市、嶋田恭子運営委員長)=おやこ劇場は、子どもたちに感動を届ける舞台芸術の鑑賞と仲間づくりの場として設立された全国組織で、県内では七か所で活動。
大津おやこ劇場は昭和五十年設立と最も古い。設立以来、演劇、音楽、古典芸能などの鑑賞活動およびキャンプなどの自主活動を継続。子どもたちの自主性を育み、親子共に成長する場として、県内の芸術振興の一端を担い、子育て応援団としての取り組みを行っている。
▽同賞「伊吹山文化資料館友の会」(米原市、藤田慶一会長)=平成十年、伊吹山文化資料館の開館に先立ち、「資料館づくり友の会」として発足し、展示作業から活動を開始。
今日まで、来館者の対応、資料の収集・調査、展示解説、定期清掃活動など資料館活動全般に関わっている。
体験教室などの講師として、地域の子どもたちの受け入れも積極的に行い、地域文化を保存し、次世代へ伝承する、地域資源を生かした、地域のための活動が評価された。
▽同賞「彦根を映画で盛り上げる会」(彦根市、目加田宗彦会長)=彦根オールロケの映画が世界で配信されることを夢見て、ロケ隊の食事や宿泊、エキストラの手配、許可手続きをサポートし、映画作りに参加。市民や企業、行政とのコーディネーター的な活動を続ける。
映画を通じて自分の住む街を再確認し、歴史・文化建造物や交通アクセスの良さをアピールする取り組みは、地域の団結の場になるだけでなく、経済効果も期待されている。












