野洲市長「国体があるのに道草する余裕はない」と懸念
◇守山
湖南地域の草津・守山・栗東・野洲の四市の市長、地元選出の県議、市議で構成する湖南総合調整協議会が十三日、守山市内で開かれた。
この中で、プロバスケットボールのbjリーグ、滋賀レイクスターズが、バスケットボール男子新リーグの一部参入条件となっている五千席規模のホームアリーナの建設を県と草津市に求めていることに対して、山仲善彰・野洲市長は「国体があるのに道草する余裕はない」と支出増大を懸念した。
滋賀県は九年後の平成三十六年、二巡目の国体を開催する予定で、開閉会式を行う主会場や各種競技を行う施設整備などの事業費は四百八十億~五百八十億円以上かかると見込まれる。
山仲・野洲市長の発言は、こうした莫大な支出に加えて、プロスポーツのホームアリーナの整備で、県や市の財政破たんを懸念したもの。
一方の草津市は、国体やレイクスの試合開催も視野に入れて、市民体育館の建て替えを三千席規模で計画している。しかし、レイクスが求める五千席には及ばない。このため、規模変更に伴い増額する建設費をめぐって、県と協議を進めている。
これについて橋川渉・草津市長は、「市としては財源的に三千席が限度。あとは県との協議で支援をもらい五千席へもっていく」と県の財政支援を期待し、「これは草津市のためだけでなく、県全体、県南部の活性化のためと認識してもらいたい」と理解を求めた。
これに対して山仲市長は「国体があるのに道草をする余裕はない」と釘を刺すとともに、国体の事業費など計画の公表を強く求めた。また、野洲市選出の冨波義明県議は「国体でお金がいる時に一部に偏るのはどうか」と、県全体への配慮を求めた。






