10月に饗庭野演習場でオスプレイ使用の日米共同訓練決定
◇全県
防衛省近畿中部防衛局の及川博之局長は六日、嘉田由紀子知事と福井正明高島市長と面会し、十月上旬から中旬まで同市の陸上自衛隊饗庭野演習場で行う日米共同訓練に米海兵隊の新型輸送機オスプレイを使用することを正式に伝えた。饗庭野演習場での日米共同訓練は、日米地位協定に基づき毎年、実施されているが、オスプレイの使用は初めて。
及川局長は同日午前、高島市役所を訪れ、福井高島市長に対しオスプレイを使った日米共同演習を饗庭野演習場で十月に実施すると伝達した。福井市長は、住民の安全確保を強く求めた。
午後、及川局長は県庁を訪れ、嘉田知事に対し、事前にマスコミに情報が流れたことを陳謝。訓練内容については現在、日米間で細部を詰めている段階であるとして、詳細を示さなかった。
嘉田知事は<1>饗庭野演習場外での安全性の確保<2>(米西部ネバダ州で八月二十六日に米海兵隊のオスプレイが機体炎上事故を起こしているが)安全性は担保できるのか<3>なぜ饗庭野演習場でオスプレイを使用するのか<4>沖縄県の負担軽減につながるのか―などを質した。
これに対し及川局長は「演習場以外では、オスプレイは低空飛行をしないなど、安全確保の運用が行われることになる。饗庭野では、過去十二回日米共同訓練を行っており、その中で、今回、オスプレイの訓練を行うもの。沖縄県の訓練の一部が本土に来ることで、同県での訓練回数は減り、負担軽減になる」などと説明した。
嘉田知事は会談後、記者団に対し「今日は概略説明だけで、判断できる材料がなかった。地元の福井高島市長と話し合って、来週早々には今回の説明に対する何らかのアクションを起こしたい」と話した。







