自民党県議団
◇全県
県議会の最大会派である自民党県議団から、目片信悟県議(47)=一期=と青木甚浩県議(50)=同=は九日ごろに離脱し、無所属になる意向を固めたことが分かった。自民党県議団は、県議会の過半数を握ってきたが、両氏の会派離脱によって崩れ去ることになる。この十八日から開催される九月県議会に、嘉田知事は流域治水条例案を提出するが、同党県議団が単独過半数を確保できなくなることで、成立の公算が強まりそうだ。【石川政実】
現在、県議会の会派構成は、自民党県議団二十四人、民主党・県民ネット十二人、対話の会・しがねっと五人、公明党二人、みんなの党滋賀一人、無所属二人の計四十六人。定数は四十七人だが、一人欠員となっているため、自民党県議団がぎりぎりで単独過半数二十四人を確保している状況だ。
ところが青木氏と目片氏が会派を離脱して無所属になると、単独過半数は維持できず、単なる最大会派に転落する。両氏は九日ごろに、会派代表の吉田清一県議に会派離脱届を提出する予定だ。
青木氏は「いまの自民党県議団は、上(期数の多い)から下を押さえこもうとする。そんな会派運営はもう時代遅れだ。新しい感覚の自民党を目指したい。自民党籍は、そのままだ」と語った。
目片氏は「政策的な対立で会派を離脱するわけではない。人間的な部分でやっていけないということだ。もっと早い段階で会派離脱を考えていたが、参院選があったので我慢していた。単独過半数を握っているだけに、どうしてもおごりが出てくるが、これが反省のきっかけになればいい」と述べた。
これに対し同じ一期の県議は「自民党県議団はこれまで、民主的な運営が行われてきた。昔のような強権的な人はもういない。かつてそうであったひとも、今は丸くなった。県議会には県議会なりの運営ルールがある。青木氏や目片氏は一期の仲間からも浮いていた。会派離脱は、好き嫌いだけで、だだをこねているとしか受け止められない」と話している。
天敵の自民党県議団が過半数割れになることで、野望に燃える嘉田知事にとっては、県政運営や三選に向け、大きな弾みがつきそうだ。








