10月に予定の日米共同訓練
◇全県
高島市の陸上自衛隊饗庭野演習場で米軍の新型輸送機オスプレイを使った日米共同訓練が十月に行われる見通しが強まる中、防衛省は二十七日、県と高島市を訪れて経過説明を行ったことが本紙取材でわかった。一方、二十九日に開かれた関西広域連合では、政府に饗庭野演習場の検討経過の説明を求める要請を行うことを決めた。しかし地元では「早ければ九月六日ごろに発表か」との見方が出ている。【石川政実】
防衛省が27日、県、高島市に説明
県選出国会議員にも「公算が高まった」
「日米両政府は十月に饗庭野演習場で行う日米共同訓練で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備されたオスプレイを使う方向」と二十二日、一部メディアで報道された。県や高島市にとっては、まさに“寝耳に水”で、情報収集に追われた。
このため防衛省担当者は、県の小笠原俊明・防災危機管理局長や東清信・知事公室長、同市の山口知之・市副市長とそれぞれ会って、情報が事前に流れたことを陳謝するとともに、訓練計画が決まり次第、県と市に再度、説明へ出向くことを約束したという。
また同省は二十七~二十八日にかけて、県選出国会議員を回り、「オスプレイを使った饗庭野演習場での日米共同訓練の公算が極めて高くなった」と説明した模様だ。
このような中、関西広域連合では二十九日に和歌山県で会合を開き、オスプレイの共同訓練に饗庭野演習場が検討されていることについて、政府に対し訓練場所の選定経過の説明などを求める緊急要請をすることを決めた。
だが地元の情報筋からは「二十六日昼、政府内では報道の通り実施することが内定したと聞いている。早ければ九月六日ごろに計画が発表されるのでは」との見方も出ている。
いずれにせよ正式決定になれば、高島市だけでなく、県内全域でオスプレイの反対運動が起こりそうだ。
オスプレイ=米軍が沖縄に配備している垂直離着陸機。回転翼の角度が変更できるティルトローター方式の垂直離着陸機であるため、最大の欠陥は垂直離着陸時のオートローテーション機能(自動回転の機能)が欠如していることで、たびたび墜落事故を起こしている






