共産・坪田 「自共対決」アピール 幸福・荒川 党首迎え気勢
◇全県
参院選滋賀選挙区(定数一)では、民主現職の徳永久志氏(49)に対し、議席奪還を狙う自民新人の二之湯武史氏(36)、共産新人の坪田五久男氏(54)、幸福実現新人の荒川雅司氏(38)が挑む。告示一か月前に迫り、本格化する各陣営の取り組みを追った。【高山周治】
「物価は上がるのに賃金は上がらない。経済の先のくらしが一番問われるべき」。民主現職の徳永氏は、草津市内で開かれた女性支持者との意見交換会で声を張り上げた。
同党は昨年十二月の衆院選で、県内全選挙区で現職四人(比例で一人復活)を落としただけに、参院議席の死守に懸命だ。
大津市と地元近江八幡市に拠点を置き、週末のあいさつ回りや駅立ち、支持団体の集会や前衆院議員主催のミニ集会で支持を訴える。
強化策では「十万人作戦」を掲げ、地上戦を徹底させる。十万人を目標に、新たな支持者を運動に巻き込み、最終的に従来の支持層と合わせて三十万票積み上げる。
対する自民新人の二之湯氏は、今年三月の立候補表明から、駅立ちやあいさつ回りで知名度アップに努めてきた。
一日には事実上の決起大会である政経パーティーを開き、議席奪還へ気勢を上げた。だが、高い支持率を誇る一方で、陣営は運動の上滑りを警戒している。
このため、あえて県選出の国会議員を県連会長に置かず、衆院議員四人は各支部の組織固めに専念できる体制をとった。
家森茂樹幹事長は「地域の後援会を固め直すことが、参院選の勝利に結びつく。勢いを持続して、維新や未来の党へ流れた票も取り込む」と話す。
九日に大津市内で事務所を開き、今月下旬には県内の四支部で決起集会を行い、告示へ一気になだれ込む。
共産新人、坪田氏は、「九条堅持やTPP参加反対など、明確に自民との対立軸を打ち出しているのは共産だけ」と、「自共対決」の構図をアピールする。
とくに教員出身らしく力を込めるのが、「教え子を再び戦場へ送るな」のスローガンのもと九条堅持だ。
取り組みでは、全国比例五議席で必要な県内得票十万四千票を目標に、街頭宣伝や党員らの声かけで、支持を掘り起こす。
幸福実現の新人、荒川氏は、出身の野洲市のほか、東近江市、長浜市を重点的に、支持者宅を一日百戸のペースで訪問している。
街頭では、九条改正を念頭においた国防強化や、景気回復に水を差しかねないとして消費増税の中止を訴える。
八日には、矢内筆勝党首を迎え、草津市内で事務所開きを行ったあと、JR草津駅東口で街頭演説会を行う。






