北村総務部長が副知事候補に急浮上!
◇全県
嘉田由紀子知事が来夏の知事選に三選を目指して出馬するか、それとも政界から引退か――、これを占うのが六日から始まる六月定例県会での人事案件の動向だ。もし荒川敦副知事(54)が国に戻るなら、後任の副知事候補として急浮上してくるのが、北村朋生総務部長(41)である。【石川政実】
慣例なら七月に、荒川副知事が総務省に戻り、新たな副知事に総務省から来てもらうことになる。もし嘉田知事が任期満了(来年七月十九日)に伴う知事選に三選出馬を目指すなら、当選がほぼ確実なだけに、総務省から新たな副知事に来てもらっても、なんら支障がない。
しかし知事選に出馬せず政界から引退する場合、知事がだれになるかで、新副知事は居場所を失いかねない。このため知事後継者指名の含みもあって、県幹部か県庁OBを副知事に充てるのが無難なところだ。
だが、湖国の最高権力者である嘉田知事にとっては、来夏の知事選に三選出馬するか、断念か-自らの去就を直前まで自民党県議団や県職員らに伏せておきたいのが本音だ。そこで急浮上してきたのが、庁内からの登用、つまり総務省出身である北村総務部長の抜てきである。この副知事人事なら手の内を見せる必要はなく、議会の反発もかわせるからだ。
このような前例は、過去にもあった。平成十八年七月に嘉田県政は誕生したが、その当時総務部長であった自治省出身の沢田史朗氏(47)を副知事に抜てきしたのがそのケースだ。沢田氏は現在、内閣官房内閣総務官室内閣参事官である。
いずれにせよ二十八日の閉会日まで目が離せないところだ。







