「ココクール・セレクション」
◇全県
滋賀らしい価値観・感性を持つ商品やサービスを発掘し、滋賀ブランドとして県内外に発信する「ココクール マザーレイク・セレクション2012」の授与式が六日、滋賀県庁新館七階大会議室で開かれた。初選出となった十商品・サービスに、東近江市内から三件が入った。
10商品・サービスを初認定
東近江市内から3件選ばれる
ココクールとは、“湖国”(ここく)の“クール”(英語でかっこいいなどの意)な商品や暮らしぶりとの出合いが生まれるコンクールになるようにとの思いが込められた造語。
今年度初となる県の取り組みで、湖国ならではの資源・素材を生かし、心の豊かさや次代につながる上質な暮らし方を提案する商品・サービスを選び魅せることで、滋賀に共感するファン層の拡大とともに、消費者の感性に働き掛ける新たな価値創出により商業力の向上を図るのがねらい。
昨年七月から二カ月間、セレクション候補を募ったところ、全国から百四十二件の推薦・応募があったという。滋賀と東京の有識者九人が“自然との共生・三方よし・上質な暮らしぶり”の三つのキーワードに市場の創造性や発展性なども加味して審査、今年一月に選定した商品・サービスを公表した。
選定商品・サービスは、
▽「絹の花嫁」浜ちりめんブライドシルクウエディングドレス(株式会社騒人、長浜市口分田町)
▽琵琶湖・淀川水系のヨシからできたエコ文具「ReEDEN」(株式会社コクヨ工業滋賀、愛知郡愛荘町)
▽「北川木工」の日野椀(北川木工、蒲生郡日野町)
▽針葉樹が燃やせる国産薪ストーブ「Ritsh」(薪遊庭、東近江市鯰江町)
▽「かたぎ古香園」の朝宮紅茶「紫香楽」(かたぎ古香園、甲賀市信楽町)
▽「工房chou―chou」の「湖のくに生チーズケーキ」(社会福祉法人あゆみ福祉会、東近江市平田町)
▽「鮎家」の「琵琶マス巻」(株式会社鮎家、野洲市吉川)
▽art×cafe×shopつくるよろこび「ファブリカ村」(ファブリカ村、東近江市佐野町)
▽「サンライズカヤックツアー&メロンパンづくり」琵琶湖・BSC(BSCウォータースポーツセンター、大津市)
▽「ブルーベリーフィールズ紀伊國屋」(有限会社ブルーベリーフィールズ紀伊國屋、大津市)―の十件。
滋賀・東京両委員会の委員長を務めた成安造形大学芸術学部・辻喜代治教授は「魅力的なものばかりだった」と選定過程を振り返り、「求められているのはメッセージ性やストーリー性で、そこから滋賀を浮かび上がらせること。(選定商品・サービスを)どのようにアピールしていくかが、これからの課題」だと講評した。
授与式では、嘉田由紀子知事から、初選定となる十の商品・サービス事業者に、選定証と琵琶湖の形をした選定盾が贈られた。
約九年前に近江商人の主力商品だった日野椀を蘇らせた北川木工・北川高次さんは、「とても光栄なこと。一人の力ではなく、一緒に取り組んでくれる職人や日野椀づくりのきっかけを与えてくれた中田穣さんをはじめ多くの人に支えられていることに感謝している。使い手のことを思い、喜ばれる本来のものづくりに徹し、手が勝手に選んでしまうような日野椀を作り続けていきたい」と決意を新たにしていた。
今後、県は、雑誌への記事広告掲載やリーフレットの作成、選定委員のメディア媒体を通じた発信などで、選定商品・サービスを広くPRし、次年度もココクール事業を継続する予定。










