鉄道爆破テロ想定し実車両で実施
◇野洲
県内では初めての「県国民保護共同実動訓練」がきょう二十日午前十一時から午後二時二十分まで、JR野洲車両基地など野洲市を中心に実施される。主催は、内閣官房、県、野洲市。訓練には、千五百人が参加する。
平成十七年度以降、実動訓練を実施しているのは京都府、兵庫県など十九道府県にのぼる。さらに今年度から実動訓練を行うのは、滋賀県など六県となっている。
今回の訓練は、JR東海道本線に仕掛けられた爆弾が爆発し、走行中の車両(四両編成)が脱線・大破して多数の死傷者が発生。その後、近傍の線路上においても爆発物が発見されるという想定で、実際の鉄道車両を用いた実施訓練としては全国で初めて。
狭隘(きょうあい)な場所における被災者の救出・救助が今回の特徴の一つ。
具体的には(1)鉄道車両からの救出・救助、応急救護、搬送、住民避難(2)医療救護(3)避難所運営(4)TV会議・合同対策協議会運営―などで、とくに通信衛星と市町村の同報系防災行政無線を利用し緊急情報を瞬時に伝達する全国瞬時警報システム(Jアラート)を使った住民への情報伝達訓練が注目を集めそうだ。
参加は、政府機関が内閣官房、警察庁、消防庁、厚生労働省、国土交通省、防衛省・自衛隊、地方団体が県、野洲市、野洲病院、済生会滋賀県病院、草津総合病院、湖南広域消防など計五十一機関。
県では「鉄道爆破テロを想定し、実車両を用いた実動訓練としては全国初であり、全国の防災担当が注目する訓練になる」と胸を張っていた。







