「イタセンパラ」稚魚展示
◇草津
県立琵琶湖博物館(草津市)は九月二日まで、今年繁殖した希少淡水魚の稚魚を水族トピック展示水槽で展示している。
今回は、国の天然記念物であり、種の保存法の対象種である「イタセンパラ」の未成魚。イタセンパラは琵琶湖淀川水系、濃尾平野と富山平野の一部の河川に生息する全長十センチほどのコイ科の魚。滋賀県には明治時代には生息していたが、現在では絶滅したと考えられている。他の生息地においても、生息地の開発などによる生息環境の悪化や、オオクチバスなど魚食性の外来魚が侵入したことなどにより絶滅が危惧されている。
琵琶湖博物館は平成十七年、大阪府の環境農林水産総合研究所水生生物センターから親魚を譲り受けて、毎年繁殖に取り組んでいる。昨年の秋、二枚貝に産み込まれた卵は、二枚貝の中で越冬し、今年五月頃から浮上が始った。今年は約百三十尾の未成魚を得ている。今回展示するのは、その内の全長一~三センチに成長した三十尾。







