応募48件から31件に絞る 共に支え合う仕組みづくりへ
◇全県
滋賀レイクスターズは二十二日、県内のスポーツ振興を目的とした基金“レイクス・スポーツファンド”の助成先を決める「最終審査委員会」を大津市浜大津のあたか飯店大津店で開き、県内各地から寄せられた応募四十八件の中から東日本大震災復興支援活動も含めて三十一件に絞り込んだ。
bjリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)参入から四シーズン目に入った滋賀レイクスターズ。年間約五万人を動員し、協賛企業約三百社の後押しもあり、昨シーズンは初の単年度黒字化を達成、累積赤字はあるものの安定経営へ向けて着実に歩みを進めている。
「四年目を迎え根本的な活動理念に立ち返り、『地域の求心力となるチームを持ち、県内のスポーツ振興などに尽力する組織でありたい』という当初の思いに向けて一歩ずつ踏み出していくことを決めた。まだまだ財政基盤はぜい弱だが、助成金のシステムを活用して地域に恩返しする形を取っていきたい」。滋賀レイクスターズの坂井信介代表は、基金に込めた思いとともに、ソシオと呼ばれる個人会員約十六万人で運営されているスペインのFCバルセロナを例に、日本版ソシオの確立にも夢を膨らませた。
その第一歩となるレイクス・スポーツファンドでは、試合チケットの売上やクラブレイクスのプレミアスター会員会費、スポーツ情報誌“レイクスマガジン”広告売上の一部などを積み立て、初年度の助成原資として二百六十二万五千円を計上した。
最終審査は、県障害者スポーツ協会・スポーツ振興議員連盟・県企業スポーツ振興協議会の代表者やメディア関係者、学識経験者ら十人で実施。ロンドン五輪や昨年成立したスポーツ基本法、滋賀への国体誘致など、スポーツ熱が高まっているため、審査委員も「国の施策を補完するものだ」や「スポーツの発展にはすそ野を広げることが重要」と基金の意義を唱え、事業継続に期待を寄せた。
今回、最終候補三十一件のうち、バスケットボールやカヌー、ヨットなどが約半数を占めたものの、水泳・野球・ラクロス・フィギュアスケート・スカッシュ・ビーチバレー・ウェイクボード・ソフトテニス・剣道・サイクルフィギュア・陸上と競技種目は幅広く、障害に負けず鍛練を重ねているアスリートたちも選ばれた。
助成金の上限は一件につき二十万円で、スポーツ用具を購入して被災地へ贈る東日本大震災復興支援活動への助成(二十万円)も含まれている。
今後、最終候補者・団体の面接を行い、三月中に助成対象者・団体と助成金額が確定する予定。








