琵琶湖博物館
◇草津
県立琵琶湖博物館(草津市)は、琵琶湖の歴史や自然環境などに関する移動型の展示物を製作し、「参加型移動博物館」事業を開始することになった。これは、琵琶湖淀川流域の京都や大阪などの各地で展示を展開し、学芸員や交流員によるワークショップを開催することで、同博物館や滋賀県への誘客を行おうとするもの。
現在、「足跡の正体はだれだ」(アケボノゾウの足跡レプリカなど)、「地域発信ステージ」(床面琵琶湖航空写真=写真=)、「歯形の正体はだれだ」など十二件の展示物(キット)を製作しており、今年度末までに完成させる予定だ。移動型の展示物の制作費は千七百万円で、「マザーレイク滋賀応援基金」(ふるさと納税)を活用する。
展示物は(1)大昔の巨大ゾウの謎(2)豊かな琵琶湖の恵みと景色(琵琶湖水運の旅など)(3)湖は命のゆりかご(水辺の生き物探し)(4)地域へ、博物館へ(地域発信ステージなど)―の四テーマとなっている。
今回作成した展示物は、来場者がただ見るだけでなく、実際に触って体験することにより、興味を引き出しやすくするように工夫されている。このため各展示物の多くは、トランク型のパッケージに納まるように設計されており、そのまま公用車で運搬したり宅配便で輸送したりできるようになっている。展示場所ではパッケージ自体も展示台として利用できる構造とし、運搬に要する費用を低減させると共に、組み立てやすさにも配慮。
同博物館では、十四日に大津市のピアザ淡海で開かれる第十回地球研地域連携セミナーSHIGA「水辺の保全と琵琶湖の未来可能性」、二月十二日には兵庫県公館での第三回生物多様性協働フォーラムで展示物を展示する。
さらに来年度以降も琵琶湖淀川流域府県を中心に、各種イベント会場のほか、ショッピングモールやコミュニティセンターなど多くの人が集まる施設や場所での展示展開を行っていく。







