甲西図書館で28日まで
◇湖南・甲賀
湖南市立甲西図書館は、シベリア抑留者問題の解決に尽力した全国強制抑留者協会理事長で元県議、青木泰三氏(大正九年―平成十六年)に光をあてた展示を行っている。二十八日まで。
戦後強制抑留者とは、戦争が終わったにもかかわらず、シベリアやモンゴルなどに無理やり連れて行かれて働かされた人を指す。現地ではマイナス数十度の極寒の中、パンやスープなどの粗末な食料に耐え、鉄道の敷設作業などに従事させられた。
青木氏は昭和十七年、鉄道二連隊に入隊後、満州に渡った。終戦を満州で迎えた後、シベリアで三年間の抑留生活を送った。帰国後は、全国強制抑留者協会理事長として実態解明に乗り出し、強制抑留者は「捕虜」でなく「抑留者」とロシアに認めさせるため、モスクワで日露関係者によるシンポジウムを平成五年から十一年以上開催した。
展示では、シンポジウムの写真パネルや活動資料、平和祈念展示資料館(東京都新宿区)から借用した防寒作業衣、抑留者の死亡通知書などが紹介されている。
入場無料。問い合わせは同図書館(0748-72-5550)へ。






