米国消費者製品安全委の警告で
◇大津
大津市に本部がある「日本ウォーターウォーク協会」はこのほど、琵琶湖で毎夏、透明な「ウォーターボール」の中に入って水上歩行する競技を今後中止すると発表した。これは米国消費者製品安全委員会が、ボールは事故の危険があるとして使用中止を求める警告を出したためだ。
同協会は平成二十年の夏から、日本国内で初めて、ウォーターボールを使って大学生対抗の水上歩行競技を開催してきた。今年も八月に競技を予定していた。
ちなみにウォーターボールは、直径二・五メートルのビニール製で、内部に人が入り、水に浮かんで歩行する。
ところがボールは米国消費者製品安全委員会によると、非常脱出口がなく、ボールの外側にいる人によってのみ開けることができる構造のため、ボール内部の人が何らかの事故にあった場合、大怪我や死亡にいたる危険性が極めて高いという。
特に同委員会は▽子供が極めて短時間内にボールの中で、気を失ったような無反応状態で見つかり、緊急医療治療を受けた▽ボールの中にいた人が硬い地面の上に置かれた浅い簡易プールから転げ落ち、骨折をした―二つの事故を問題視し、警告を発した。
このため日本ウォーターボール協会の御舩泰秀理事長は「コンテストを中止することで、今後、懸念される同ボールを使った事故の防止を呼びかけたい」と話している。







