「珠玉のヨーロッパ絵画展」
◇大津
県立近代美術館で「珠玉のヨーロッパ絵画展」が四月十六日から開催される。六月十二日まで。
「バロック」とは、ポルトガル語で「ゆがんだ真珠」を意味する。十五―十六世紀にイタリアで花開いたルネサンス美術が、均整・調和のとれた古典的な美を重んじたのに対して、続くバロック美術は劇的な構図や光と闇のコントラストなどを通して、人間の情感を豊かに表現し、十七世紀のヨーロッパ諸国で多彩な展開を遂げた。
同展は、美術収集家の長坂剛氏(長野県)のコレクションより、十七世紀のバロック美術と十九世紀の近代絵画を中心に、油彩画五十八点を紹介する。
聖家族のほのぼのとした情愛を描いた宗教画、水辺の情景をみずみずしい感性で捉えた風景画、野外でピクニックする人々や陽だまりで遊ぶ子どもたちなど、何気ない日常生活の一こまを明るい色彩で生き生きと描き出した風俗画などいずれも心に残る名品だ。
入場は一般九百五十円、高大生六百五十円、小中生四百五十円。問い合わせは同美術館(TEL077―543―2111)へ。







