50~70年代の50作、年間通じ 大津市
◇大津
映画黄金時代の一九五〇年代から七〇年代を中心とした名作洋画を年間通じて上映するユニークな映画祭が五日から、浜大津アーカス内(大津市浜町)の大津アレックスシネマで開催される。ミニシアター系の「滋賀会館シネマホール」が昨年三月に閉館し、名作を常時上映する映画館は県内になく、映画ファンの注目を集めそうだ。
「午前十時の映画祭」と題したこの上映会は、その名の通り、毎朝午前十時から名作を上映し、作品によっては一日二、三回上映する。毎週土曜日に作品入れ替えを行う。
この取り組みは、主催の財団法人・映画演劇文化協会や映画関係者で構成される実行委員会が昨年、幅広い年齢層に名作を鑑賞してもらおうと、第一回を全国二十五の映画館で安価な料金設定(五百円~千円)で開催したもの。
これが好評を博したため、今年も大津アレックスシネマを含む全国二十五館が加わって企画、開催されることになった。
上映作品は五十作品。これは映画ファン投票をもとに、品田雄吉氏(映画評論家)とおすぎ氏(同)、襟川クロ氏(映画パーソナリティ)、戸田奈津子氏(字幕翻訳者)、高井英幸氏(東宝社長)が選定した。
画像の質は、「カサブランカ」や「チャップリンの独裁者」、「ローマの休日」など映画史に残る「文化遺産的」な作品も含まれるが、保存用ネガから作り直したニュープリントなので良好だという。
大津アレックスシネマの井上貴裕支配人は「名作を愛するファンに喜んでもらえればうれしい。また、大画面で他のお客さんと共感して楽しむのが映画の醍醐味なので、幅広い年齢層の人に足を運んでほしい」とPRしている。
料金は大人千円、学生(小学生~)五百円。当日券のみ。今月の上映作品は、「刑事ジョン・ブック/目撃者」(五日~十一日)▽「追憶」(十二日~十八日)▽「眺めのいい部屋」(十九日~二十五日)|となっている。問い合わせは同館(077-527-9616)へ。







