過去10年で最悪
◇全県
県病害虫防除所はこのほど、イネの茎を加害する「ニカメイガ」が県内全域で多発生しているため、病害虫発生予察注意報第三号を発表した。農家に対してほ場の見回りや適切な防除の実施を呼びかけている。
ニカメイガは、越冬した幼虫が春先に羽化し、水田のイネに卵を産み付ける。卵からふ化した幼虫はニカメイチュウとも呼ばれ、イネの茎に入り込み、茎の内部を食べることで心枯れを起こしコメの収量を下げる。
今月七日から九日にかけて病害虫防除所が行った調査では、ニカメイガが第一世代幼虫の発生量が過去十年で最も多くなっている。これは、昭和四十四年以来四十ぶりに注意報を発表した昨年を上回る発生量である。
県病害虫防除所では、多発生の要因として「暖冬傾向や斑点米カメムシ類を対象とした薬剤施用が中心となっていることにより、ニカメイガ幼虫の越冬量が増加傾向であるとされている。とくに昨年が多発生であったため、越冬量も多くなったと考えられる」としている。






