4年間の県政を厳しく批判 対立候補の上野氏を支援
◇全県
嘉田県政に批判的な県内四市長が十六日、市長有志の会の設立会見を県庁で行い、「嘉田県政の四年間は、滋賀の潜在的な可能性を生かす前向きな政策が知事の口から語られることはほとんどなく、県と市町との信頼関係は破壊されたまま修復されることはなかった」と危機感を訴え、知事選に立候補表明している上野賢一郎氏を支援するとした。
同会を結成したのは、世話人の山田亘宏・守山市長、獅山向洋・彦根市長、冨士谷英正・近江八幡市長、国松正一・栗東市長の四人。このほか、同会へ賛同するメッセージを目片信・大津市長、泉峰一・米原市長が寄せた。
この中で守山市長の山田氏は設立経緯について、再選を目指す嘉田知事の対立候補として県内十三市のうち、県政に疑問をもつ十市の市長から出馬要請を受けたものの固辞し、これが市長有志の会設立につながったと明かした。
また、県政への不満を感じる一例として、冨士谷・近江八幡市長は「(成長戦略がなく)このままでは滋賀は貧乏になる。県全体で底上げをしないといけない。嘉田県政では難しい」、国松・栗東市長は「全てが良くならないといけない」と批判した。
山田・守山市長は「知事は立派な学者だが、具体的な施策をもっていない。例えば琵琶湖の水質は全く良くなっていない」と振り返った。
獅山・彦根市長は「県は二〇三〇年までCO2五〇%削減するとしたが、県民や経済界の意見集約せずに出し、市町が企業に説明に追われているのが現状。説明責任を果さず一方的だ」と非難した。
同会の活動目標は「県と市町が信頼関係のもと連携協力し、新しいリーダーとともに滋賀県のポテンシャル(潜在能力)を生かしていく成長戦略を作り上げたい」とし、具体的には県から市町への権限、財源、人材の委譲による(1)「大きな市町、小さな県庁」の実現による行政サービスの向上と財政再建、(2)高いポテンシャルを有する滋賀の成長戦略を描き、県民に明るいビジョンを示し、力強い滋賀を実現する―とした。
主張の合う知事選立候補予定の上野氏への支援は、各市長が自らの後援会や個人演説会の応援弁士などで支援するほか、他の市町長や議員にも働きかけて支援の輪を広げる。
なお、県内市長の連合体である滋賀県市長会は、知事選で慣例で出していた現職知事への推薦を今回は見送り、「中立」を打ち出す異例の決定を行っている。










