「販売不振・受注の減少」65・7%
◇全県
滋賀県中小企業団体中央会は、平成二十一年度中小企業労働事情実態調査報告書をまとめた。
昨年七月、県内の中小企業八百事業所(製造業四百四十事業所、非製造業三百六十事業所)を対象に、経営、資金、雇用、労働時間、その他労働の五項目について質問する調査票を配布し、三百四十二事業所(製造業百七十事業所、非製造業百七十二事業所)から回答を得た。回収率は四二・七%。
その結果は次の通り。
年齢別常用労働者については、総常用労働者のうち、全体の一四・八%が六十歳以上。六十歳以上の割合は直近五年で一〇・五%、一〇・九%、一三・一%、一三・三%、一四・八%と年々高年齢層の労働者割合が増加している。
昨年と比較した経営状況は、「好転」二・九%(昨年六・四%)、「悪化」七五・一%(昨年五五・六%)だった。「好転」の全国平均は三・六%。全体でみると「好転」の回答は昨年に続き減少し、本年度は昨年より三・五ポイント減少。「悪化」と回答した割合は半数を超え経営状況は悪化傾向にある。
主要事業の今後の方針については、「強化拡大」一八・一%(昨年二一・二%)、「縮小」九・九%(八・七%)。「強化拡大」の選択割合が昨年に続き減少し、「縮小」の選択割合は昨年よりも一・二ポイント増加した。「現状維持」の選択割合が最も多く七〇・二%となり、過去三年間では最も割合が高くなる結果となった。
経営上の障害については、全体では「販売不振・受注の減少」が最も多く選択され六五・七%となり、「同業他社との競争激化」三四・〇%と続いた。昨年最も選択された「原材料・仕入品の高騰」は二五・二%となった(昨年五九・三%)。
自社の経営上の強みについては、全体では「顧客への納品・サービスの速さ」三〇・三%(昨年二九・二%)が最も多く選択され、昨年の回答割合より一・一ポイント上回る結果となった。経営状況が昨年に比べて「良い」とした事業所の中で、最も多く選択されたのは「製晶・サービスの独自性」(四〇・〇%)であった。
雇用調整(労働力の調整)については、「人員削減を伴う雇用調整を行った」事業所は一六・一%、「行っていない」事業所は八三・九%だった。人員削減の方法としては「契約・臨時社員、パートタイマーの雇い止め」三九・六%、「退職者の不補充」三四・〇%、「正社員の解雇」三〇・二%となり三項目ともほぼ同じ割合となっている。






