26日、利活用に向けて県が開催
◇全県
増えすぎたニホンジカによる農林業被害が深刻化する中、県は二十六日、鹿肉料理試食会とメスジカ捕獲促進表彰を県庁新館七階大会議室(大津市)で行う。
県自然環境保全課によると、県内におけるニホンジカの推定生息数は平成十六年度は二万頭だったのが、十九年度には二万六千三百頭に増加。要因は、暖冬のため餓死しにくくなったことや、天敵となる動物がいないこと、狩猟者の減少などが考えられるという。
農林業被害は平成十年度から増え始めた。具体的には、収穫期の稲穂の食害、木の皮をはぐなどで、平成二十年度には農業の被害額は四千四百五十万円、林業の被害面積は二百二十四ヘクタールに及んだ。
これを受けて県は昨年十一月、頭数を抑制するため、二月十五日までだった狩猟期間を三月十五日まで延長したり、狩猟制限を一日一頭だったのを子を産むメスジカに限って五頭に緩和した。
また、捕獲を進めるためにニホンジカの利用を推進しようと、鹿肉の味を知ってもらう試みも行う。
二十六日午前十時からの鹿肉試食会は、狩猟者、一般県民、経済同友会、農業関係者、行政関係者などを対象に、定員百人程度。
県から二ホンジカの現状について報告されたあと、メスジカ狩猟の優秀者への表彰、澤井健司氏(京都フランス料理研究会理事)による鹿肉の価値と調理ついて講演、日野町獣害対策協議会の鹿肉利活用の取り組み紹介、鹿肉料理の試食-となっている。
申し込み締めきりは十八日までだが、余裕がある場合は参加できる。問い合わせは県庁自然環境保全課(077-528-3483)へ。







