約300年以上前からの習俗である「八日市大凧」は「近江八日市の大凧揚げ習俗」として1993年に国の選択無形民俗文化財に指定されていた。
2005・06年に1市6町が合併し新たなまち「東近江市」が誕生し、住所や行政施設等の名称が「東近江市」に変わり、無形民俗文化財に指定されていた「八日市大凧」は「東近江大凧」に名称変更し「八日市大凧」の歴史に終止符を打ち、「東近江大凧」として習俗とは関係なく新たな観光資源としての歴史を刻むことになった。
しかし、民間団体や民間施設などの名称は変更を行っていなかった。
2015年5月、東近江市大凧実行委員会は従来の愛知川河川敷の飛揚場所を能登川運動公園に変更して3回目の「東近江大凧まつり」を開催したが、飛揚場所が湖岸に近く風向きが定まらない中、彦根気象台から強風注意報が発せられる直前に飛揚し強風にあおられ落下し死傷者が出る事故が発生した。
事故当時は東近江市と東近江大凧保存会(山田敏一会長)によって組織された東近江大凧まつり実行委員会(小梶猛委員長)が全く対応せず、実行委員長に代わって充て職の会長であった小椋市長が矢面に立ち事故処理に当たった。
本年5月に「東近江大凧」の飛揚を目指すが、過去に死亡事故が発生しており万全を期すとともに、大凧の飛揚に関する落下事故は主催者である東近江市大凧保存会(山田敏一会長)が全責任を、見学客などの周辺での事故責任は東近江市が全責任を負うことを明確にすべきだ。

