日野駅を出入りした人々の記録に注目 町内で見つかった砲弾なども展示
【日野】 近江日野商人館(同町大窪)で、企画展「日野駅改札口から見る日野町と太平洋戦争」が開かれている。9月15日まで。
戦後80年。戦争を避け平和を守るため、かつての悲惨な実態も含め、今生きるこの土地で当時の人が実際に体験した「戦争の記録」を伝える企画展。
1931年の満州事変から1945年の終戦まで、日野駅改札口を出入りした人々の記録をはじめ、町内で見つかった砲弾や訓練に使われた木銃・手榴弾などが展示されている。
なかには万歳三唱に送られて戦地へ向かう父や夫、息子、兄、弟の記述や勤労学徒として軍需工場へ向かった女学生の緊迫した表情、大阪のあどけない子どもたちが不安げに改札口を通り疎開してきたことがわかる年表、写真、作文もあり、日野町と太平洋戦争のかかわりを様々な角度から学べる展示になっている。
満田良順館長は「学校や役場など、公のところには当時日直がいて日記をつけていた。そうした町内の戦時中記録を約30年かけて収集し、まとめたものが今回の戦争展。終戦に近づくにつれどんどん辛抱することが増し、緊迫した雰囲気になっていったことが記録からも伝わってくる。戦争の実態を日記から学んでもらいたい」と語っている。
会場では満田館長がまとめた企画展資料(残存記録を元にした日野町の戦時中記録をまとめた年表)を配布している。
開館時間は午前9時~午後4時。月、火曜休館。入館料大人300円、中学生以下120円。企画展期間中、日野町民無料。
問い合わせは同館(TEL0748―52―0007)へ。










