当日の熱気や印刷体験者の声を紹介 ガリ版発祥の地・東近江を継続アピール
【東近江】 蒲生地区まちづくり協議会はこのほど、同まち協ならびにガリ版伝承館(東近江市蒲生岡本町)関係者などに向けて蒲生コミュニティセンターで「大阪・関西万博ガリ版出展報告会」を行った。
同まち協と東近江市は先月25日、大阪・関西万博の関西パビリオン多目的エリアで開催されていた「滋賀魅力体験ウィーク」(6月24日~29日)に特設ブース「ガリ版発祥の地・東近江」を出展。簡易印刷器・謄写版(通称ガリ版)の仕組みや国産謄写版開発の経緯をパネルで紹介し、目玉企画の「ガリ版印刷無料体験」は750人もの参加者が来場するなど好評を博した。
報告会では、蒲生支所の若手職員(高橋寛行さん、西澤真由さん、羽根飛鳥さん)や当日のガリ版印刷体験をサポートしたガリ版アーティストの水口菜津子さんが登壇。職員3人は今月、市長らによる支所訪問の際にも発表した報告レポートで会場での反響、盛りあがりを伝え、水口さんは当日印刷体験で刷った万博限定ポストカードのデザインに込めた思いを改めて解説した。発表のなかで水口さんは「とても悩み、色々考えた末に壮大な時間軸の中でデザインを考えてみようと思った。琵琶湖というものは世界でも数少ない古代湖であり、まずそこに壮大な歴史があって、続いて人類が誕生し歴史が育まれ、近代になってガリ版が誕生した。琵琶湖の歴史と比べると本当に最近のものであるガリ版をこれから未来に続けていく、そんなイメージを持って関連するモチーフ(ビワコオオナマズ、謄写版、エジソン、堀井新治郎など)を一場面に組み立てた」と話していた。
報告会を終えた同まち協の西村純次代表は「万博の印刷体験では、ガリ版を全く知らない人も、子どもの頃に多少経験のある人もいたが、両者ともに『こんなに綺麗に印刷できるのか』と驚かれた。アートの分野でも注目されているガリ版。様々な形での情報発信、認知拡大を図れたら」と今後の展望を語った。









