残した訓語など50点
【東近江】 書の文化に触れる博物館、観峰館(東近江市五個荘竜田町)で、同館開館30周年を記念した企画展「原田観峰の書法展」が9月15日まで開かれている。
原田観峰(1911~1995)は、公益財団法人日本習字教育財団の前身でもある西日本書道通信学会を創立するなど、通信教育を通じて日本の書道教育に広く貢献してきた。観峰館には観峰が収集した中国書画などが多く残るほか、現在も習字の手本となっている観峰自身の書も保管している。今展では、その中から約50点を抜粋して展示。「正しい美しい文字」として親しまれる観峰の書風を伝えている。
会場では、観峰が残した臨書など往年の大作を紹介しているほか、かな文字や漢字を織り交ぜた調和体の「訓語」が注目を集めている。毎月発行されている財団の手本書にも採用されているもので、そこには観峰の優しさや厳しさが垣間見える教えが込められている。
同館の古橋慶三学芸員は「観峰は何千枚と調和体の書を残した。字の手本だけでなく、訓示として今もなお私たちに語りかけている。観峰らしい書と思いを、今展で味わってもらいたい」と話す。
入館料は1千円、高校生・学生800円、中学生以下無料。
なお、8月30日午後1時半~2時半には、学芸員による解説「土曜講座・原田観峰の書と未来」が開かれる。要予約。定員20人。
問い合わせは、観峰館(TEL0748―48―4141)へ。









