「痛ましい事故から学んで」過去10年の事故記録まとめる
【東近江】 東近江管内(東近江市、日野町、愛荘町)約300の事業所で組織される東近江地区安全運転管理者協会はこのほど、交通事故の発生が多い場所を記した冊子「交通事故多発マップ」を作成し、1500部の冊子を東近江警察署に寄贈した。
同協会の設立20周年を記念した事業の一環として、交通事故防止につなげようと3千部発行。A4判14ページ(カラー)の冊子には、2015年から24年までの10年間で発生した交通死亡事故49件を地図に記した。車同士の出会い頭の事故、歩行者の横断中の事故、追突事故であったことなどが細かく記載してある。
また、死亡事故のほか各種事故も含めて、事故が多発している箇所を色分けで表示するなど工夫し、ドライバーや歩行者の事故防止の目安とした。冊子からは、出勤や帰宅の時間帯(午前6時~同10時、午後4時~同8時)や、国道421号、8号など主要道路で多発していることが見てとれる。
なお、東近江管内では今年1月から6月末までにかけて、137件の交通事故が発生しており、昨年比で36件増。うち死亡事故が4件(昨年比2件増)起きている。増加傾向にあることから同署は、事故多発マップを拡大したパネル8枚を署内で掲示するほか、冊子を交番や駐在所に設置するなどして啓発し、事故防止に役立てるという。
寄贈式で山本貴志署長は「交通事故が増加傾向にあるなか、歯止めをかけるためにも有効活用したい」と感謝した。
東近江地区安全運転管理者協会の寺嶋嘉孝会長は「風化しないよう過去の痛ましい事故から学ばないといけない。自身の地域の事故状況に気づいてもらうなど、この冊子を多くの人に活用していただきたい」と話した。








