【東近江】 20日投開票の参院選滋賀選挙区(改選数1)の論戦は中盤戦の真っただ中に入り、さらに熱を帯びていきた。東近江地域2市2町でも街頭演説や個人演説会などが行われ、支持拡大に懸命だ。届け出順。
共産新人の佐藤耕平氏(43)は4日、フレンドマート竜王店前の街頭演説で「去年の衆議院議員選挙で自民公明与党を少数に追い込んだように、参議院でも与党少数に追い込んで、政治を変えていきましょう」と気炎を吐いた。
将来的な消費税廃止を目指した5%への減税、中小企業への支援といった経済支援策を掲げ「大企業への税優遇など今、富が一部に集中している。この富を社会に適切に還元してこそ経済が元気になる。私にその願いを託していただきたい」と呼びかけた。
また「アメリカの言いなりのままの政治でいいのか。対等な友人関係を築き、政治のゆがみを正す必要がある。平和憲法を守り、海外主義を許さず、差別なく、未来に希望が持てる社会に」と訴えた。
自民新人の宮本和宏氏(53)は10日、石破茂首相を迎え、能登川コミセンで個人演説会を行った。守山市長3期の実績として、人口8千人増や市民病院黒字化、図書館利用3倍増、企業誘致などをアピール。さらに退任後の経済協力開発機構(OECD)の勤務経験から、「今の日本は危機的。賃金はヨーロッパ先進国の半分」と示し、「経験を生かして滋賀を豊かな地域にしたい」と意気込んだ。さらに広域幹線道路などのインフラ整備、魅力のある雇用や観光の促進、世界を視野に入れた教育改革を掲げ「日本を前に進める」と語気を強めた。
石破首相は、宮本氏を激励するとともに、不安定な国際情勢下での外交安全保障の重要性や、物価上昇を上回る賃金上昇はもとより、迅速な給付金と厳しい世帯への支援を訴えた。
国民新人の堀江明氏(38)は8日、ショッピングプラザアピア前で街頭演説。「どんな状況であってもチャレンジできる社会をつくりたい。政治の役割は現金をばらまくことではない。その環境を整えること」と声を上げた。
党の政策にも掲げる「手取りを増やす」政策を強調し、社会保険料やガソリン、電気代の負担軽減などを訴え、デジタル投資を進めるハイパー償却税制にも言及。「この制度があればさらに減税効果がある。企業の投資を促進し、設備投資が進めば製造業や産業メーカーが多い滋賀県は必ず景気がよくなる。経済の好循環を実現して皆さんのチャレンジを後押ししたい」と力を込め、教育格差を少なくする教育予算の拡充も訴えた。伊藤孝恵参議院議員も応援に駆けつけ熱弁を振るった。
維新新人の岡屋京佑氏(32)は6日、近江八幡駅南口で街頭演説を行った。働き手が減少する中で、「がんばれば報われるというのは重要」と述べ、現役世代の手取り増を主張した。
減税よりも何倍も高い社会保険料の負担を下げるしかないとし、一例として年間の実質手取り350万円のサラリーマンの社会保険料は、会社負担分50万円とあわせて100万円を支払っているとして、「国は取りすぎだ。だから手取りは増えない。(社会保険料の額は)国会で決めず、政府が自動的に決める。サラリーマンは天引きして勝手にとれる。そんな政治はおかしい」と批判し、社会保障改革の必要性を訴えた。
応援に駆けつけた前原誠司共同代表は高校授業料無償化を掲げて党の実行力をアピール、比例選に転出した嘉田由紀子氏も声を上げた。
滋賀選挙区ではこのほか、参政新人の中田あい氏(46)、NHK党新人の菅原良雄氏(47)、税金とうめい化の党新人の藤井隆一氏(60)が立候補している。
※ 10日までに東近江2市2町であった個人演説会や街頭演説を掲載しました。










