【東近江】東近江市の花「ムラサキ」が、白くて、愛らしい花を咲かせ、市役所本館ロビーなど市内27カ所の公共施設で展示されており、来庁者を楽しませている。8月頃まで見ることができるという。
ムラサキは、万葉時代の歌人・額田王と、大海人皇子が蒲生野で交わした相聞歌で登場する。この相聞歌は「あかねさす紫野行き標野行き――」(額田王)とあり、歌の中の「紫野」はムラサキを栽培する平野、「標野」は御料地(皇室の直轄地)である蒲生野を表わす。
根は紫色で、古くから染料や生薬として用いられたが、現在は絶滅危惧種に指定されている。同市は市民に親しみをもってもらおうと、栽培を手がける八日市南高校と連携して、公共施設で2007年から毎年展示している。







