神郷町の乎加神社
【東近江】 旧神崎郡で最も古い歴史をもつ乎加(おか)神社=東近江市神郷町=で6月28日、29日の両日、関係者から奉納された「三十六歌仙図」のお披露目会が開かれ、市内外から参拝者が訪れた。
この三十六歌仙図は、平安時代に選ばれた和歌の名手36人を描いたもので、万葉集から柿本人麻呂、山部赤人、大伴家持の3人、古今和歌集などからは紀貫之、小野小町など33人が入っている。
同神社には約350年前に描かれた三十六歌仙図が伝えられていたが、長年の劣化で人物が分からないほど白くかすんでいた。このため、関係者が大津市在住の日本画家、鈴木靖将氏に制作を依頼した。
奉納された三十六歌仙図は、縦70センチ、幅165センチの杉板6枚で、1枚につき6人の歌人が親しみのある筆致で描かれている。和歌に詳しくない人でも楽しめるよう、現代語訳も添えてある。
観覧に訪れていた同市佐生町の男性(79)は、「きれいでカラフルな三十六歌仙図で、社務所の部屋が明るくなった」と話していた。







