途絶えかけた交流の架け橋に
【東近江】 東近江市の姉妹都市、スウェーデン・ダーラナ県レトビック市に向かう東近江国際交流協会の交流訪問団が11日、小椋正清東近江市長を表敬訪問した。
東近江市とレトビック市は、1994年に姉妹都市提携(旧湖東町時代)を締結。これまでに海外研修団として行政間で相互派遣が行われたほか、手工業が盛んなスウェーデンをモデルにした作家らが集まる工房「ことうヘムスロイド村」が同市平柳町に整備されるなど、互いの文化を尊重した交流が続いている。
しかし、合併した翌年の2006年に姉妹都市提携の再調印が行われるも、それ以降は交流が停滞していた経緯がある。22年、ことうヘムスロイド村が30周年を迎える記念事業を機に、市、東近江国際交流協会メンバーとレトビック市の間で交流が再開。今年4月には、駐スウェーデン日本国特命全権大使が東近江市を訪れるなど機運も高まり、同協会が交流訪問団を結成した。
交流訪問団は、同協会の上原司副会長(59)を団長に、副団長のモリコーニ・直美さん(56)、山田智子さん(56)、阿部千栄子さん(30)、ジャンカルロ・モリコーニさん(81)の5人。訪問は、2003年の旧湖東町が派遣した海外研修団以来となる。
この日の表敬訪問には、団員5人と同協会の二橋省之会長が出席。小椋市長は「日本とスウェーデン、東近江市とレトビック市の関係が今後より強固なものになるよう願いたい」と話し、レトビック市への親書と記念品を上原さんに託した。
旧湖東町時代から交流に携わってきた上原さんは「(地域住民から)最近はレトビック市との交流はどうなっているのか、という声も少なく関心が薄くなり寂しいと思っていたが、交流の機会が生まれたことに感無量です」と思いを伝えた。
「今後、手工業だけでなく音楽など文化面や、SDGs(持続可能な開発目標)の分野、経済面などの交流が築いていけるよう両市の交流とつながりを再確認したい」と抱負を述べた。
団員らは15日に東近江市を出発した。フィンランドのヘルシンキを経由してレトビック市に入り、19日から21日にかけては、レトビック市長表敬訪問、夏至祭への参加、市内視察などを予定。22日には在スウェーデン日本国大使館を訪問。23日に同国を出発し、24日帰国を予定している。







