県内の小中学生ら 農作業や講話、戦時食の試食
【東近江】 子どもたちが様々な体験活動を通して戦争の悲惨さを知り、平和の願いを育む体験学習イベントが7日、東近江市下中野町の県平和祈念館で開かれ、県内の小中学生と保護者の25人が参加した。
同会館が年間通じて実施している体験型平和学習「平和の学校あかり」で、この日が今年度で初めての開催。
参加者は、戦時食をつくる材料としてサツマイモの苗を植えたり、同館のボランティアの人がつくった戦時食を試食したり、戦中の厳しかった食糧事情を聞いて、平和の大切さを考えた。
この日ははじめに、ボランティアの人から、戦中の食糧事情について学んだ。若い男性が兵役に徴用されて、農村は労働力不足のため生産力が低下するとともに、戦地へのコメ供給優先で国内の食糧不足は一気に深刻化した。このため、限られた食糧を割り当てる配給制が始まったと紹介した。
このあと、参加者は、近くの道の駅あいとうマーガレットステーションの畑へ歩いて移動し、サツマイモの苗を植え付ける体験をした。苗をマルチシートに等間隔で開けられた穴に斜めになるように差し込み、雨水で土が流れないよう、上から手でしっかり土を抑え、仕上げに水やりをした。
続いて、平和祈念館周辺で食べられる野草探しをしたあと、ボランティアの人たちがつくった戦時食(うどんかりんとう、ふなやきなど)を試食した。
栗東市内から訪れた女子児童(6年生)は「食べるものがないのはつらいと思った。戦時食のお菓子は、普段食べるおやつと違ってうす味。戦時中は、代用食でつらい気持ちを抑えていたんだろうなと想像した」と話していた。
担当の同館主任主事、川副順平さんは「話を聞くだけでは想像できないことも、実際に体験することによって当時のことを考えてもらえれば」と期待していた。









