糖尿病・糖尿病性腎症重症化予防で協力
【日野】 日野町と日野記念病院、滋賀医科大学は5日、包括連携協定を締結した。
この協定は、日野町における糖尿病および糖尿病性腎症の重症化予防を目的とする「日野糖尿病・糖尿病性腎症重症化予防対策事業」の円滑実施および保健福祉行政・診療・教育研究の3者協力体制を強化することを目的に締結。
国内では糖尿病患者数の増加に伴い、人工透析の主な原因疾患である糖尿病性腎症の重症化予防が課題とされ、2016年に日本医師会、日本糖尿病対策推進会議、厚生労働省が連携協定を結び、「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」を策定している。
このことを背景に県も同プログラムを策定しており、日野町としても県のプログラムに基づいた対策事業実施計画を定め糖尿病重症化リスクの高い患者への保健指導などを行っていたところ、今年4月から滋賀医科大学より糖尿病専門医2人の派遣を受けている日野記念病院が呼びかけ、一層円滑な協力体制の構築を目指して3者による包括連携協定が締結される運びとなった。
今後具体的には、日野町民の傾向に合わせた独自の糖尿病予防プログラムの作成や町民講座の開催、糖尿病・糖尿病性腎症ハイリスク者の医療機関受診勧奨、健康指導のための人材育成などで協力していく。滋賀医科大学と医療機関、行政による3者間の包括連携協定締結は初めて。
堀江和博町長は「町民の皆さまがいくつになっても健康で過ごしていけるように考えることは自治体にとって重要な責務。今回は糖尿病というテーマだが、地域の皆さまの健康に寄与していくための重要な枠組みになると感じている。これからもどうぞよろしくお願いします」と話していた。
滋賀医科大学の上本伸二学長は「(連携協定の締結は)地域貢献を理念に掲げる本学にとって大きな喜び。これを機に改めて日野町、日野記念病院と本学の英知を結集して日野町民の健康増進につなげたい」と述べ、日野記念病院の仲成幸院長は「日野記念病院では4月から滋賀医科大学より専門医を派遣していただき糖尿病腎センターを開設している。連携により、今後とも質の高い医療を提供していきたい」と語っていた。







