改選数1に6党が予定候補者擁立 県全域へ認知度向上と政策発信に奔走
【全県】 7月の任期満了に伴い実施される第27回参議院議員選挙へ向け、各政党が選挙戦への足場を固めている。改選数1の滋賀県選挙区では、改選を迎える現職の嘉田由紀子氏(74、1期、日本維新の会)が全国比例区へ転出する意向を表明しており、各党が擁立する新人同士の戦いとなる公算が大きい。(羽原仁志)
◆滋賀県選挙区各党予定候補者の顔ぶれ(順不同・12日現在)
自由民主党は昨年9月、県連が主体となって参院選公認予定候補者を決める予備選を実施、元国土交通省職員で前守山市長の宮本和宏氏(53)を選出した。「日本の輝きを取り戻す!」をキャッチフレーズに掲げる。公明党も推薦を決めている。
国民民主党は、元大津市職員、元県職員で中小企業診断士の会社員・堀江明氏(38)を擁立。「どんな状況でも挑戦(チャレンジ)できる社会を目指したい」とし、「手取りを増やす」「就職氷河期世代支援」「教育格差の是正」などを訴える。
立憲民主党は、行政書士や上級終活カウンセラーなどの資格を有する大津市選挙区選出県議会議員(2期)の佐口佳恵氏(51)を公認予定候補に立てた。自身の経験や県議としての実績を生かし、「社会構造の問題を変えたい」と述べる。
日本維新の会は、元新聞記者で元国会議員秘書の岡屋京佑氏(32)を擁立する。「少子高齢化、人口減少の危機に現役世代として立ち向かいたい」とし、「30年後も現役の世代だからこそ、未来に向けて本気で挑む」と意気込みを発信している。
日本共産党は、同党県委員の佐藤耕平氏(42)を公認予定候補者として発表。国政選挙への名乗りは通算6回目となる。「政治とカネの問題を大本からしっかりと解決し、国民に根ざしたクリーンな政治が行われるよう尽力したい」と語る。
参政党は、守山市の内装業・中田あい氏(46)が立候補の意向を表明した。「消費減税による経済の再建」などの政策を発信する。昨年9月の衆院選では同市から出馬した同党公認候補が比例で初議席を獲得しており、党勢にも注目が集まる。
◆課題山積の選挙戦へ
滋賀県選挙区は1人区となるため、各党、県内全域に擁立する予定候補者の認知度と政策の発信に奔走しているが、現状ではいずれも浸透しきれていない。
また、党本部の意向が強くなる国政選挙で地方の声がどこまで反映されるのかにも関心が高まっている。
各党が擁立している予定候補者一覧(順不同・12日現在)
宮本氏(自民)
堀江氏(国民)
佐口氏(立憲)
岡屋氏(維新)
佐藤氏(共産)
中田氏(参政)







